振り返り③

社長の提案で、別の会社CAD室に行って1週間講習を受けさせてもらうことになった。
場所は憧れの都内。実家から通うのは大変だから都内で一人暮らしをしている幼馴染の家に泊めてもらうことに。
憧れの東京OL(昔テレビでみたやつ)を疑似体験できることみたいで心弾んだ。

淡いピンクの事務服を着たきれいな女性が私にCADを教えてくれることに。あぁ、私がなりたかった人がいる、なんて思った。
研修センターではないので、彼女の仕事の合間にCADを教えてもらった。図面の見方だったり、ゼロから平面図を描く流れだったり、彼女が研修で受けたであろう資料をつかって丁寧に教えてくれた。
私の日々通う現場事務所内に、この女性の同期の男性が常駐していたので「〇〇君元気??」等、話す内容すらも東京の働く人たちみたいだなぁなんて思っていた。
自分の同期と同じ事務所にいる協力会社の田舎の女の子に、他の人達もみんなよくしてくれた記憶。お昼にピザをとってくれたりしたのが嬉しかった。(当時も今も実家周辺に宅配ピザなんてない)

講習を経て、自分の会社へ戻ってみても日々の仕事に少しCADの仕事が増えた程度で遊んでいる時間の方が多かった。
それでも、事務所のメンバーともうまくやっていたし半分遊んでいるような私にさえボーナスをくれるいい会社だった。
ツラツラ書いていてふと思い出したけど、当時書類作成に使っていたソフト、「一太郎」だったなぁ。一番最初に就職したあの会社以降、一太郎に再会したことないな。

日々に不満はなかったけれど、CADってちゃんと習ったらもっと仕事の幅が広がるのかなっていう思いから、人材派遣会社が行っているCADスクールに通う為に半ば強引に入った会社を辞めることにした。(恩知らずめ)

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まだ21、2歳。
仕事に関することだけ思い出しながら書いてるつもりだけど、47歳の今になるまで、まだ先がながい・・・。
続く。(つもり)


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