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ちょっと異常な食卓が優しさと温かさに溢れた小さな世界に見えた日

昨日の夕飯、我が家の食卓の風景。

妻の両親に僕と子供2人。

そこに妻のお兄ちゃんの奥さんと子供2人。

構成だけ文字にすると、祖父母に父と母と子供が多めの4人。まぁ間違ってないのだけれど。

ただ中身がちょっと異常だよね。

妻の実家に義理の両親。そこにお嫁さんとお婿さん。

この家の子供(妻とお兄ちゃん)は1人もいないんすけど?

こんな異常な食卓を並べているのに、そういえば昨日は誰もこのことに触れなかった。

もはや当たり前の風景として受け入れ、当たり前に晩飯を食って「やっぱ寒い冬は豚汁が染みるわぁ」とか言っちゃってる。

家族や家庭のあり方は十人十色と言うけれど、ウチではこのフォーメーションもデフォの一つってことみたい。

こんな風に、他の人から見たらちょっぴり異常な食卓の風景だけど、僕は何だかこれが成立していることに小さな幸せを感じる。

だってそうでしょ?これでフツーに豚汁染み渡らせていられるってよほど仲良しじゃないとムリじゃない?

核家族化が進んで、親戚付き合いとかも希薄になって「家族という単位」が小さくなった今の世の中で、当たり前のように10人家族が色んなフォーメーションで成立しているこの家。
(※妻のお兄ちゃん達家族は近くに住んでいるだけだけど)

この大人数の食卓は、優しさとか温かさがないと成立しない、世の中の流れや常識とは一線置いた、そんなここだけの小さな世界な気がして何だか心がほっこりした。

今年の4月からお互いの上の子供が小学生になる。

子供達の環境は激変して、生活も変わり、友達関係も変わり、少なからずこの小さな世界にも影響を及ぼすだろう。

これからもこの優しさと温かさを感じる小さな世界が続いていけばいいな。

そう思いながら昨日は子供達2人と一つの布団に包まって眠りに入った。

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