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書籍『楽しいの作り方』#16 楽しいを作る3分類その①パフォーマー型とは?

このnoteは遊び学者原田光の著書『楽しいの作り方』の原稿を約1000文字程度ずつ投稿していくnoteです。

全ての原稿記事はこちらのマガジンにまとまってます。

#15からは実際に日常のあらゆる場面で『楽しい』と思える瞬間をたくさん作るためのタイプ(型)について説明しています。

これはなにも、イベントなどを主催する人だけではなく、子どもと休日に遊ぶ時間や職場での会議、友達と遊ぶ時や飲み会をする時など本当に日常のあらゆる場面で使える考え方です。

#16の今回はまずは最も皆さんがイメージしやすい「パフォーマー型」についてお話します。

これは文字通り、自分自身の身振り手振りや語りなどのパフォーマンスで”楽しい”を作るタイプです。一般的に「盛り上げ役」と言われることが多いと思います。

3つの中でおそらくこのパフォーマー型が一番分かりやすく、最もみんながイメージするところの「楽しいを生み出す人」の人種です。(もはやみんなここだけだと思ってる節があるのでこの後の2タイプは必見です)

パフォーマー型は、自分自身の能力というか、自肩というか、ともかく力業で楽しいを作り出すことができます。だからこそ、どんな場でもどんな雰囲気でもその人一人で楽しいを作ることができるのでかなり重宝されると思います。

分かり易く、例えば子供から大人までが参加するPTA行事で想像してみましょう。

その中に1人パフォーマー型として優秀なお父さんがいたとする。子ども達と追いかけっこを始めたり、捕まったらデカいリアクションで悔しがったり、体育館に転げまわったり、その人一人いるだけでこの場がすでに楽しくなる。そんな人に心当たりはありませんか?恐らく我々日本人の中には多くはいないけれど、でもみんなどこかで出会ってきてると思います。

こうやって話すとよく誤解されるのが

「パフォーマー型=明るく元気な陽キャ」

と簡単に解釈されてしまうことです。そんな風に思ってしまうと、パフォーマー型は生まれ持った天性のものであり、あとからどうこうしようがないという風になってしまいます。決してそんなことはないんです。

パフォーマー型にも、何を武器に楽しいを作り出すのかは種類があり、それを努力やロジックで身に付けることができることも山ほどあります。

ただし、多くのパフォーマー型の人が、目立ちたがり屋で自己主張強めという自分自身の特性により、莫大な場数をこなすことになり、自然と経験が貯まっていき、それ故に天然で楽しいを作り出すことができちゃう。ということが起こっています。

だから、そこに隠されていたテクニックやロジックがあまり語られてこなかったせいでみんなの印象も「天然陽キャ」と思ってしまうのだと思います。この本は誰でも汎用性がある”楽しいを作る力”を紹介するためにこの辺りのこともしっかり言語化していきます。

とはいえ、3つのタイプの分類がそもそも分からないとイマイチ伝わらないこともあるので、まずは3タイプの理解をしてから細かいその中のテクニックやロジックをお話ししましょう。

まずはパフォーマー型はみんなが思うところの「楽しいを作る人」

みんなの前で喋ったり、はしゃいだりするいわゆる「出役(でやく)」が出来る人、そしてそれにより自力の力で楽しいを作り出せる人のことです。

では次は、マネージャー型の説明をします。(#17に続く)




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原田 光
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