何のために節約するのか

節約系の記事へのヤフコメなどでよく見るのが「節約する人生は楽しくない」「家族との思い出はその時しか作れない」といった、アンチ節約派の意見。
うんうん、そうだよね。お金を貯めたいからと友達と遊んだり飲んだりする誘いを断ったり、欲しいものや食べたいものを我慢して、引き換えに何を得るのか、と考えちゃうし、そんなストレスフルな生活、絶対続かないよね。

ただ、ストレスのたまらない暮らしを求めているだけだとお金がいくらあっても足りないのも悲しい現実。
ママ友の家にお呼ばれしたら、新築でアイランドキッチンで素敵、うちもお招きするからには新築に、なんてことが簡単に実行できるほどリッチな御家庭なら節約なんて不要なわけで。

「節約」とみんな簡単に言うけれど、全然簡単じゃない。ダイエットと節約は「言うは易し行うは難し」の双璧だ。

私は比較的ストレスなく貯めてる方だと思うが、はっきり言うと節約が得意なのではない。自分にとって無くても良いもの（飲み物、化粧品、洋服やバッグ）にお金を使わないだけ。あと、単純に収入に比べて生活費が少なくて済んでる。この辺は家族も含めたライフスタイルなので、節約をしようとして節約しているわけではない。
よく、目的が無いと続かないと言われるけど、目的があったって毎日たゆまなく続けるには強靭な意志が必要だ。それでストレスをためて人間関係を悪化させたり、反動でヤケ買いしては元も子もない。

何のために節約するのか。
もしもに備えておきたいから。

老後に向けた備えは金額も大きいし道のりも果てしない。節約一辺倒でどうにかしようとすると苦行でしかないだろう。
なので、働いたり運用したり、という補い方も視野に入れたい。