見出し画像

他サポな母親が水戸ホーリーホックの試合に遊びに来て優勝した話

他県に住む、他のJ2チームのサポーターな両親。
といっても元々サッカーに興味があったわけではなく、サッカー観戦に勤しむ我が家につられたのと、実家の徒歩圏にスタジアムが出来たのでお散歩がてら行き始めた、という経緯。

そもそもわたしが水戸ホーリーホックを応援するようになったのも、この実家近くのスタジアムにふらっと行き、Jリーグ思ってたより面白そうじゃん、と思ったのがきっかけでした。

両親は大好きな孫から水戸ホーリーホックの話を散々聞かされているので、実際に応援する某チームよりも圧倒的に水戸の情報量が多く、それゆえイベントの多さをいつも羨ましがっていました。
そんな中、母親の心をものすごい勢いで掴んだのは、わたしが見せたある動画。

 カッパーくんとの出会い

その動画とは、水戸ホーリーホックのトップパートナーであるJX金属のマスコットキャラクター、カッパーくん。

市町村のマスコットキャラクターのアテンド係をしていたこともある母。
といっても母が担当してた頃はマスコットの個性なんてものはなく、手の空いてる人が中に入る、まさに「着ぐるみ」。
でもカッパーくんは違った。わたしもとりこになったこのおててヒラヒラダンス!片足を曲げてポーズを取るおキャンな姿…なんてかわいいの!

もちろん個性豊かなJリーグのクラブマスコットの存在は母も知っているけど、企業のマスコットがこれだけ個性を持っていることに驚いたのと同時に、あまりの可愛さに一瞬でハマってしまったようでした。
そもそもカエルをはじめとする水っぽいキャラクターが好きな人なのでビジュアルがもうドンピシャ。

それからというもの、カッパーくんはなんでいるの?(存在そのものを問うあまりにも失礼な質問)どうやったらカッパーくんに会えるの?カッパーくんて喋れるの?と質問攻めに合いました。

わたしが「タッパー借りてくよ」って言ったのすらカッパーくんと聞こえるようで、相当ですね。

こんなに大好きなのに、娘にもらった動画を繰り返し見るしかない他サポ母。
不憫ですが、Twitterも出来ないし、水戸サポでもないので、母向けの供給が無いのは仕方ありません。

可哀想なので、我が家がホームゲームとエリートリーグでいただいたカッパーくんのうちの1匹を貸してあげることに。
とっても喜んで、さっそくいつもサッカーを見に行く時に背負ってるリュックに付けたよ!との事。それ大丈夫かな?

シュール

新聞の広告欄が効いている!

そんな中、送られてきたLINE。
読売新聞の全国版?にカッパーくんがいることはわたしも知らなかった!すごいなー!
これには母も大喜び。
新しいカッパーくんの姿を探すのが毎日の楽しみになったそう。

新聞取っててよかった!茨城版じゃないのに出てくるなんて実はカッパーくんって有名なのかな?とかこれまた失礼な事を言い出す。
インディーズのまだ売れてないバンドを応援してるみたいな気持ちでいたのか。全然違いますよ。カッパーくんはもっとビッグなアーティストだぜ。

興奮してタイプミス
早朝から送ってくる
カッパーくんチェックが
朝のルーティンになっている様子

そしてだんだんと、実際に会ってみたい気持ちが大きくなってきたとの事。
JX金属サンクスマッチの開催を待ちわびるようになりました。

自チームマスコットより好き疑惑
早とちりして写真のボードの日付に
食いついてしまう

待ちに待ったJX金属サンクスマッチ開催!

そしてとうとうカッパーくんに会える日がやってきました。

ツッコミどころ満載!!

うれしくて朝から落ち着かない母。
なんと手作りの応援ボードを持参していました。
カッパーくんに対面した母は「カッパーくん…わぁぁ…うれしい…かわいいどうしよう…」と感無量の様子。

どうしてもカッパーくんにボードを持たせたい母

カッパーくんよろしくドウぞブースではめちゃくちゃ本気で射的と輪投げ。
無事中サイズカッパーくんゲット!
このぬいぐるみが如何に貴重なものであるかを説明。
嬉しすぎて言葉にならないようでした。
大切に抱っこしつつ、濡れないようにすぐさましまう。
ついでに(失礼)道の駅ブースに目をやると、梅ようかんを宣伝する細川CRCの姿。
あのかっこいい人が売ってるやつ食べたいなあと言うのでお土産に持たせてあげることに。ホソさんのありがとうスマイルでクラクラする母。
そうこうしていると続々と選手が!さっそく安藤瑞季選手に食いつく。
すごいねえ、こんなに近くで、しかも喋れるなんて!あの選手も、あっちの選手もみんな知ってるわ!DAZNで見たわ!と大はしゃぎ。
束の間の時間でしたが、水戸の水戸らしいところを体験させてあげられて良かった。
しれっと公式にも登場しててわらう。


しかし、次第にどんどん強くなる雨。
母は持病があり、体力的にあまり滝行をお勧めできないのですが、ハーフタイムのカッパーくん巡回見たさに、いや水戸ホーリーホックの勇姿を見るために、他サポながら大好きな山口瑠伊選手のナイスセーブを見届けるために、メインではなくバックホーム自由席に座りたいとの事。よしわかった。覚悟はいいな?その場でチケット購入。

大集合を目の前で見ることが出来て大喜びの両親

雨に濡れ寒い中での観戦でしたが、大満足の1日となったようでした。
晴れてたらもっと良かったのになぁ。
スタグルも堪能させてあげたかった。
それだけが残念。試合結果は忘れた。

ちなみにこの日の来場者数は4002人。
父と母が来なかったらぴったり4000人。
キリ番クラッシャーである。

母がカッパーくんに出会えたのは水戸ホーリーホックのおかげだし、こうしてケーズデンキスタジアムで水戸ホーリーホックの試合を見に来るに至ったのはカッパーくんのおかげ。
カッパーくんに会えたことで、JX金属にも興味が湧き、日鉱記念館にも行ってみたいと言い出した。
実家からだと少し遠いので、それはまた別の機会に。

ちなみに家電を買うのもケーズデンキな実家。すぐ近くに別の量販店があるにもかかわらず。完全に水戸に引きずられてるなあ。
もう水戸ファミリーなのでは?

新製品が安いケーズデンキで
スバっと現金値引き!

次に両親がケーズデンキスタジアムに来る時は、きっとアウェイ席。
でもまたホームゲームに遊びに来てもらいたいなと思ってます。ホーム以外のスタジアムって、それはそれでなんかわくわくするもんね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?