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トリプル最強開運日

今日、7月29日は天赦日、一粒万倍日、大安の3つの吉日が重なる
「トリプル最強開運日」だそうで、乃木坂駅構内に沢山のポスターや吉日にあわせたイベントのお知らせが貼ってありました。
貪欲にガツガツ仕事をしていた頃は財布を新調したり、
何かとソワソワ気持ちばかりが先走っていました。
しかし今は職もなく、さほどガツガツ考えなくなりました。
今の自分なりの「トリプル最強開運日」の過ごし方を
地下鉄乃木坂駅から一駅の表参道駅までの5分位の時間で考えました。
人と接する時は普段よりほんの少しだけ丁寧に。
そして同じ様に少しだけ相手の立場に立ち考える。
考え込む程ではなくほんの少しだけ。

で今日の予定は、引越しが終わり空っぽになった家に
ポツンと残された20年以上使っているギター、
MARTIN  000-ECHF Belleza Neraを調整と若干の修理の為、
楽器屋さんに持って行く。これだけなのですが、
外は警戒注意報が出るほどの酷い暑さで、
ギターを持っての地下鉄と徒歩では危険な感じがして
タクシーで楽器屋さんまで行きました。
この状況だといつもならタクシーのドライバーさんに
楽器屋さんに一番近い場所までお願いするのですが今日はやめました。
楽器屋さんまでの途中の道幅が狭く人通りも多いので途中でタクシーを降りて、
7、8分歩きました。ちょっとキツかったけれど今日はこれでいいのです。
楽器屋さんの中にある工房はガラス張りになっていて、
工房の中では僕とさほど歳の変わらないクラフトマンが一人で
真剣かつ寡黙にギターを調整していました。
普段なら、ガラスのドアをノックするのですが、今日はノックしません。
作業の工程が一区切りするまで待とうと思いました。
僕も昔は職人の端くれ、微細な調整をしていた場合
途中で手を止めさせるべきではないと思ったらからです。
ガラス越しに僕を認識しつつ、微妙な間合いで僕をドア内に招き入れてくれました。
ここでも待つこと5、6分。でも今日はこれで良し。ドアをノックしなくて良かった。

思い起こすとこれまで、自分の都合で少し急いだばかりに、
相手に迷惑を沢山掛け、不快な思いをさせてしまったんだろうなと思いました。
仕事でも、友人にも、家族にも。
そしてその結果が今の現実なんだなって。
「トリプル最強開運日」だけではなく、
普段からほんの一瞬だけ、
ほんの少しいつもより丁寧に優しく。
これからはそんな風に生きて行こう思いました。
もしかしたら「トリプル最強開運日」だから気づけたのかもしれませんね。
そして皆が普段からほんの一瞬だけ、ほんの少しいつもより丁寧に優しく。
それを実行できたらきっと優しい世の中、素敵な未来になるんでしょうね。  
やはり今日も愚痴っぽい括りとなりました。  
おわり

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