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Replit画面完全解説:開発環境の使い方ガイド
「画面の項目が多すぎて、どこから手をつければいいかわからない...」
「間違った操作をして、せっかく書いたコードに影響が出たらどうしよう...」
Replitを使い始めた多くの開発者が、このような不安を抱えています。確かに、Replitの画面には様々な機能が詰め込まれており、一見すると複雑に感じるかもしれません。
しかし、各機能の意味と使い方を理解すれば、Replitは驚くほど使いやすい開発環境です。本ガイドでは、画面の要素を一つひとつ丁寧に解説し、安全に操作するためのポイントを説明します。サイドバーの使い方から、ファイル管理、実行環境の設定まで、実践的な操作方法をステップバイステップで紹介していきます。
1. Replit画面の基本構造を理解する
1.1 画面レイアウトの全体像
Replitの画面は、主に以下の領域で構成されています。まずは全体像を把握することで、それぞれの機能の関係性を理解しましょう。
```mermaid
graph TD
A[Replit画面] --> B[サイドバー]
A --> C[メインエディタ]
A --> D[チャットエリア]
B --> E[ファイルツリー]
B --> F[ツール]
C --> H[コードエディタ]
C --> I[タブ管理]
D --> J[実行結果]
D --> K[実行計画確認]
```
主要な領域の説明と役割
![](https://assets.st-note.com/img/1734659590-h0FaSdqENvwKuC9PgJon8RX1.png?width=1200)
チャットエリア(左部)
エージェント/アシスタントとの対話
エージェントからの計画の確認
Progressエリア(右側)
プロジェクトの作成の進捗が確認可能
ブラウザでのプレビューが可能
ファイル
コードを編集する主要なワークスペース
複数のファイルをタブで管理可能
シンタックスハイライトや自動補完機能を搭載
1.2 サイドバーの詳細解説
サイドバーは、プロジェクト管理の中心となる重要な領域です。ここでは、各セクションの使い方を詳しく見ていきましょう。
ファイルツリーの使い方
フォルダやファイルの階層構造が表示されます
新規ファイルの作成や既存ファイルの編集が可能
ドラッグ&ドロップでファイルの移動やコピーが可能
Filesの隣の雲のマークにチェックが入ったら保存完了
![](https://assets.st-note.com/img/1734659773-TD7IClmhAt9EjBQwdYcf5k02.png)
各種ツールの概要
Tools セクションには、開発に役立つ様々なツールが用意されています:ツールは、左下の四角が四つ並んだアイコンから全てのツールを呼び出せます。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/166450398/picture_pc_eb4ecbc747d09a2a8d89086ec4f6dfb7.gif)
ここではいくつかのツールを解説します。
Shell: コマンドラインでの操作が可能
Replitでの開発は、すべてクラウド環境で開発を行います。直接そのクラウド環境にログインしてshell操作を行い作業することも簡単に可能です。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/163703178/picture_pc_0e19822a0937566dfdc9f2b32a50aa72.gif?width=1200)
ただし、ブラウザ経由でのログインは、「ショートカットが使えない」「特殊文字が使えない」といった制約があるため以下の記事で紹介するcursorと連携して使う方が使い勝手がいいです。
Console: プログラムの実行結果やログを確認
ログを見たい場合に、こちらを利用します。特にサーバーサイドでのエラーなどがあった場合は、起動時にエラーが発生します。またDBとの不整合などが発生した場合もこのコンソールにエラーが出力されます。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/163702332/picture_pc_00466da88a33d5a57a7f5d0c609bcebf.gif?width=1200)
Secrets: 環境変数や機密情報を安全に管理
APIキーやデータベースへの接続パスワードなどはReplitではSecretsという機能を使って一元的に管理しています。この機能のおかげで外部とのAPI連携もスムーズに行えます。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/163704089/picture_pc_672653791e63361e5e7eb3dc262ead64.gif)
Secretsに関してはこちらもご覧ください。特にAPIキーはReplごとに設定するのに手間がかかるので、アカウントに設定することをお勧めします。
チャットエリア
画面の右側にはReplit Agent/Replit Assistantとの対話を行うエリアとなります。
インターフェイスはお馴染みの対話形式ですが、Replit Agentでは内部で複数のエージェントが協調して実装します。
ユーザからの承認を得て初めて実装を開始するので「Approbe plan & start」のボタンが表示された際は、必ず内容を確認し問題なければクリックします。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/163704872/picture_pc_c7cb4e8d38bc0820fd5e120408b8845c.gif)
なお、過去の履歴も閲覧可能です。
また、一度つくらせたら細かな修正などはReplitAssistantを利用します。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/166452286/picture_pc_bbb24ad9f3a0e29c41720eaed23cd1b9.gif?width=1200)
まとめ:効率的なReplitの活用に向けて
Replitの画面構成は一見複雑に見えますが、基本的な3つの領域(サイドバー、メインエディタ、チャットエリア)を理解することで、効率的な開発が可能になります。
重要ポイントの整理
基本操作の確認
ファイルの保存は雲マークのチェックを確認
新規ファイルの作成はファイルツリーから簡単に実行可能
ツールは目的に応じて適切に選択
安全な開発のために
機密情報はSecretsで管理
エージェントの実行計画は必ず確認
コンソールでエラー確認を習慣化
効率アップのコツ
Replit Agentは新規セッションから依頼
過去の履歴を活用して類似の修正を参照
複雑な操作は一度計画を確認してから実行
Replitは強力な開発環境ですが、その力を最大限に活かすには各機能の正しい理解と使い方の習得が重要です。本ガイドで解説した基本的な画面構成と操作方法を踏まえ、実際の開発でぜひ活用してみてください。