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開発効率を劇的に向上!ReplitとCursor(VSCode)のリアルタイム同期
1. はじめに
現代の開発環境において、複数のツールやプラットフォームを効率的に連携させることは重要です。Replitはクラウド上でのコーディング環境を、CursorはAIベースの高度なエディタを提供しています。
本記事によって
ちょっとした修正はCursor
動作確認や大幅な機能追加などはまとめてReplit
でといった使い分けが可能です。
通常、コピーペーストによるコード移行はミスが発生しやすく、非効率です。Gitを使った方法もありますが、コミットやプッシュが必要でリアルタイムの修正反映には不向きです。
そこで、SSHを利用した接続が最も合理的な解決策となります。SSHによる自動同期は即時に変更を反映し、開発者が最新のコードで作業を続行できるため、効率的で信頼性の高い開発環境を提供します。
2. ReplitとCursorを連携するメリット
リアルタイムなファイルとフォルダの同期
ファイルの追加、削除、編集などがリアルタイムでReplitとCursor間で同期されるため、どちらの環境で操作してもプロジェクトの構造と整合性が維持されます。例えば、Cursorで新たなモジュールを追加した場合、それが即座にReplitに反映されるため、手動で更新する必要がありません。
開発プロセス全体のスピードアップ
このリアルタイム同期により、手動のファイル転送や更新の手間が省かれ、開発プロセスがスムーズになります。特に、共同開発やコードレビュー時にはこの機能が作業を効率化し、チーム全体の生産性を向上させます。
仮想インスタンスへのSSH接続での便利な操作
ReplitではSSHを通じて仮想インスタンスを直接操作することができ、これも連携の大きな利点です。
たとえば、ローカルのコマンドラインからpsqlコマンドを使用してSQLを直接実行するなど、複雑な操作を簡単に行うことができます。この機能により、リモートでの作業がローカル環境での作業に近い快適さで行えます。
3.ReplitとCursorをSSHで連携するための手順
SSHとは超簡単にいうと安全に遠隔操作をする方法です。SSHでReplitの開発サーバと接続して開発中のプログラムを同期させます。
最初に全体の流れを説明します。
全体の流れ
![](https://assets.st-note.com/img/1737338597-FpjbrhRKc8sqeTZg0MWOAiU4.png?width=1200)
キーペアの確認または作成
SSHを設定するには、SSHの公開キーが必要です。
新しいキーペアの生成
ターミナルで以下のコマンドを実行して、新しいSSHキーペアを生成します:
Mac/Linux
ssh-keygen -t ed25519 -f ~/.ssh/replit -q -N ""
Windows
ssh-keygen -t ed25519 -f %HOMEPATH%\.ssh\replit -q -N ""
パスフレーズの入力を求められた場合は、空のままEnterを押してください。
公開キーの内容を取得する
ターミナルで以下のコマンドを実行して、公開キーの内容を表示します:
Mac/Linux
cat ~/.ssh/replit.pub
Windows
notepad %HOMEPATH%\.ssh\replit.pub
ssh-edから始まる出力された内容をコピーしてください。これがReplitに追加する公開キーです。
SSHキーをアカウントに追加する
キーの追加方法は各repl(プロジェクト)に登録する方法とアカウント全体に登録する方法があります。
アカウント全体に登録することで新規に作成したreplにも同じように接続できるので、こちらを解説します。
Add SSH key」ボタンをクリックし、前のセクション「Find or Create a keypair」で取得したreplit.pubの内容を貼り付けます。labelは何でもいいですが、defaultとしておきます。家と会社で違う端末から使うならhomeとかofficeとかでもいいでしょう。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/161550957/picture_pc_a94dc7ca0fc0385feb40fb3448d5837b.gif?width=1200)
ローカルにSSHの接続設定を行う
どの鍵ファイルを使ってリモートのreplitに認証するかなどを設定します。細かことは置いといてコピペで大丈夫です。
Mac/Linux
mkdir -p ~/.ssh && chmod 700 ~/.ssh && touch ~/.ssh/config && chmod 600 ~/.ssh/config
open -a 'TextEdit' ~/.ssh/config || nano ~/.ssh/config
Windows
if not exist %HOMEPATH%\.ssh mkdir %HOMEPATH%\.ssh && type \NUL > %HOMEPATH%\.ssh\config
notepad %HOMEPATH%\.ssh\config
エディタが開くのでファイルの中に以下の内容を書きましょう。
Host *.replit.dev
Port 22
IdentityFile ~/.ssh/replit
StrictHostKeyChecking accept-new
SSHでReplに接続する
Cursorを使用する
Cursorを使用してReplに接続するには:
Replitで任意のReplを開きます
左下にある「Tools」メニューを開き、「SSH」をクリックします
「Connect via VS Code」の「Launch Cursor」を選択します
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/161551742/picture_pc_20360c4899ddc07db528f91d027498e4.gif?width=1200)
初回以下のような警告が出ますがOKしましょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1731385506-IdyDWjkUXfTCob43w6q7PLsn.png)
正しくCursorを起動が起動されるとsshで接続しファイル群が表示されてることがわかると思います。更新が同期されることを確認してみて下さい。
VSCodeを利用する
VSCodeの場合は、同じくSSHタブから"Connect to VS Code"のボタンをクリックします。
![](https://assets.st-note.com/img/1738731491-oBqJeQl4dKDVx2gicN8FOZz3.png?width=1200)
SSHクライアントを使用する
SSHクライアント(要は iTerm2とかteratermとかのターミナル)を使用してReplに接続するには:
Replitで任意のReplを開きます
「Tools」メニューを開き、「SSH」をクリックします
「Connect via SSH」をクリックします
表示されたSSHコマンドをコピーします
ターミナルでそのコマンドを実行します
これでpsqlコマンドなど使ったりコマンドラインでファイルを直接確認するといった作業が可能となります。
参考文献