斎藤知事の会見を見た違和感

はじめに

noteの折田楓氏の兵庫県知事選での斎藤知事支援に関する記事が物議をかもした後の、斎藤知事の会見にとても違和感を覚えたので、そのあとの代理人の記者会見も見たうえでの、私が何に違和感を覚えたのかを記載しようと思います。

何故、ポスター等のデザインを担当した会社の社長の選挙運動を止めなかったのか?

これが、私の疑問です。
今回の件が、起訴されるのか、有罪になるのか不明ですが、社長の選挙運動を止める人がいなかったのかが、最大の疑問です。

選挙に関連してお金を支払った会社の社長が、表立って選挙運動をしようとしたら、「運動員買収を疑われるからやめてください」と止めるのが普通のではないのでしょうか。
社長が勝手にボランティアで選挙の応援に来たとして、選挙カーに乗って演説の状況を撮影させることが、選挙運動をしていたという疑義を生じさせる行為であることは自明のことであり、誰も止める人はいなかったのでしょうか。

本件に関して、代理人弁護士は、社長は個人としてボランティアで参加していたので問題ないとしています。私は、弁護士でもないので法律的に、代理人弁護士が正しいのか、告発を行った弁護士・大学教授が正しいのかの判断は保留しますが、少なくと検察・警察が告発状を受理している現状からして、社長の選挙運動もしくは選挙運動を疑わせるような女性社長を制止しなかった斎藤陣営側の政治的・倫理的な瑕疵は存在すると思います。

何故、兵庫県の各種委員を務めている会社社長の選挙運動を止めなかったのか?

これが二つ目の疑問です。県の委員で、少額とはいえ謝礼をもらっている立場の人間が、例えボランティアといえ、選挙運動をしようとしたら、あらぬ疑義を生じかねないとして、選挙陣営の誰かが止めるべきであったのだと思います。社長が県の委員をしていることを斎藤陣営の誰も知らなかったのでしょうか?

本件について、代理人弁護士は、社長が兵庫県の委員を務めていることは認めたうえで、同社が県から請負契約を受注していないので、法律的には問題ないとしています、法律的な議論は専門の方々のお任せしたいと思いますが、県の委員である女性社長の選挙運動もしくは選挙運動を疑わせるような行為を制止しなかった斎藤陣営側の政治的・倫理的な瑕疵は存在すると思います。

斎藤陣営がは誰も女性社長をかばおうとしないのか?

女性社長の会社のホームページは、連絡先が消されたりするなど、業務に支障が出ていることを思わせるような状況です。また、女性社長は、SNSの投稿を一部削除したり、noteの記事を一部修正するなどしていますが、騒ぎの後は沈黙を保っています。日常生活にも支障が出ているのではないかと心配になるような状況です。

このような、女性社長の状況なのに、斎藤知事及び斎藤知事陣営から女性社長をかばおうという発言が出ていないのが、私の違和感です。

斎藤知事の代理人弁護士は、女性社長のnote記事を「盛っている」とかと発言していますが、選挙の支援して「盛っているかどうか」は別にして、斎藤知事が不利な状況の初めから支援をしていた女性社長を切り捨てるような発言を代理人にさせることについて、非常な違和感を持っていることが、本投稿をさせていただいた趣旨となります。

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