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カコタイムで伝えたかったこと

緊急事態の宣言が全国に広がりました。自由に外出できない状態は長期化しそうです。

こんな時こそ、室内でできる新しい趣味に出会うチャンス!ということで、色々手を付けようとしている日々です。

趣味と言えば、ちょうど1年前のこの時期、カコタイムで、「趣味さがしを楽しもう!」というテーマでお話しさせていただいたことを思い出しました。noteを連日更新する余裕もできてきたので、今日は去年のカコタイムで伝えたかったことを投稿しようと思います。

※カコタイムとは、NPO法人Kacotamのエルプラザ拠点で不定期に行われる、子ども向けのミニ講演会のことです。スピーカーは、我々ボランティアメンバーのときもあれば、民間企業などから外部講師が来ることもあります。


カコタイムでお話ししたこと

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「みなさんは、趣味をもっていますか? 何個くらいありますか?」

という問いかけで、僕のカコタイムを始めました。ひとつもない、という声もあれば、5個以上あるよ!という声も挙がりました。中には、10個あるよ!という人も。

でも僕は、30個以上の趣味を持っているんだ。 そう言うと、「えー!?」というリアクションが返ってきました。ありがとうございます笑。

そこで、僕の趣味の一部を紹介。バンド、読書、ドライブ、カメラ、ボカロ、タロットカード、レーシングカート、お城巡り、フェス参戦、ドラム、サラブレッド応援、カクテル作り……。そして一番の趣味は、「趣味をさがすこと」。

でも今日は、僕の趣味を紹介しに来たわけじゃないんだ。今日伝えたいのは、「趣味がたくさんあるとこんなに素敵なことがあるよ!」っていうことと、「趣味を広げるためにはどうしたら良いんだろう!?」ってこと。

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まずは、「趣味さがしの魅力」を3つのポイントで伝えました。

「ひとつめは、人生が楽しくなること。趣味が増えれば増えるだけ、楽しみが増えて、人生をワクワク過ごすことができます。好きなことをやる週末を楽しみに、平日の学校やお仕事だって頑張れちゃう!

ふたつめは、知らなかった自分を知ることができること。そんなに興味なかったけど始めてみたら意外とハマった趣味。逆に、楽しみにして始めてみたけど、案外すぐに飽きてしまった趣味。趣味を広げることは、自分の知らなかった得意分野や嗜好趣向を知ることにつながります。

みっつめは、いろんな人と出会えること。趣味を通じて新たな仲間ができます。もしかしたら、生涯の友達ができるかもしれません。ある友達と喧嘩してしまっても、別のコミュニティの仲間が慰めてくれることもあるかもしれません。」

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続いて、「趣味さがし」のコツを、3つに絞ってお話ししました。

「ひとつめは、上手じゃなくても良いので、好きだ、と思ったら、それはもう立派な『趣味』だよ、ということ。詳しくなくても良い。人より優れていなくたって良い。『趣味』という言葉のハードルをちょっとだけ下げてみたら、どんどん新しい『趣味」に挑戦していけます。

ふたつめは、やってみて面白くなかったらすぐにやめて構わない、ということ。僕自身、1回だけ試してみて、それっきりという趣味もたくさんあります。その気軽さが、次の趣味に挑戦する原動力にもなるし、新しい自分を知ることにもつながります。

みっつめは、やりたいと思ったら迷わず行動すること。新しいことを始めるには、どうしたってエネルギーと勇気がいるものです。ちょっと興味があっても、やらない理由ばかりを考えてなかなか一歩が踏み出せない人、多いんじゃないでしょうか。でも、そんなんじゃもったいない。迷っているうちにどんどんチャンスは逃げていきます。」

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そして、最後にこう締めくくりました。

「でも、もしかしたら、やってみたいことはあるけど始め方が分からない。やりたいけどお金や機材を持っていない。どんな面白い趣味があるのかわからない。そんな風に思っている人もいるかもしれませんね。

そんな時はぜひ、周りのカコタムのメンバーに、話してみてください。

僕たちメンバーは、みんなの「やりたい!」という想いを、応援します。もしかしたら、みなさんのやりたいことをカタチにするお手伝いが、できるかもしれません。いっしょに、実現の方法を考えることができるかもしれません。

一緒にやりたいことを、見つけていきましょう!」

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本当に伝えたかったこと

カコタイムをやった時期は、「カタチ化プロジェクト」の普及強化時期でもあったので、上記のように、「カタチ化」に結びつくような締めくくりとしました。

でも実は、本当に伝えたかったことは、それ以外にもあったんです。


1.みんなもっと好きなことをオープンにしようよってこと

特にボランティアメンバーの皆さん。隠していないで、謙遜していないで、好きなことや趣味にしていることを、どんどんオープンにしていって欲しいです。

その先に、子どもたちが新しい興味関心を得るきっかけが待っているかもしれないし、人生を楽しむ方法を知るヒントになるかもしれないから。

だから、実は半分くらいは、メンバーにも聞かせるつもりでカコタイムでお話しをしました。

(もちろん、すでにめっちゃオープンな人もたくさんいます!)


2.大人になるって、楽しいよってこと

これは、Kacotamの活動時に常に思っていたことです。僕は子ども時代、大人になることがあんまり楽しみではありませんでした。サラリーマンってみんな疲れた顔しかしてないし。

でも、実際は、大人になるってすごく楽しいことでした。自分で稼いだお金で自分のやりたいことに挑戦できる。成長して、自分の力で新しい世界に飛び込む力もついてくる。

だから、自分の趣味を紹介するときに、大人にならないと実現が難しいような趣味(免許が必要だったり、お金がかかったり)も、敢えて除外せずに載せました。


3.楽しいことを見つける力を鍛えようってこと

「趣味さがし」を趣味にしていると、「たのしそうなこと」「面白そうなこと」に敏感になっていきます。そうすると、次々と、「たのしいこと」「面白いこと」が舞い込んでくるようになります。

楽しいことを見つける力は、大変な日々を生き抜く原動力になります。趣味さがしは「手段」であると同時に、「目的」であっても良いと思うのです。

だから、ひとつひとつの趣味の話を詳しくするのではなく、「趣味さがしの魅力」と「趣味さがしのコツ」を重点的に、お話しさせていただきました。


こんな時代だからこそ

冒頭の話題に戻りますが、未曽有の緊急事態はまだまだ続きそうです。

こんな時こそ、「たのしいこと」を見つける力が、必要になってくると思っています。

僕のカコタイムを聞いてくれた人や、この記事を読んでくれた人が。改めて、「こんなときでもできる楽しそうなことって何かないかな」と考えて、あたらしい趣味を見つけていってくれたら、嬉しいです。

Kacotamでも、改めてそのお手伝いができないでしょうか。

普段の活動も休止している今、オンラインでカコタイムとかできたら楽しいんじゃないかなあ。


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