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Kacotam Tokyo 始動!


 本日、正式発表となりました。北海道札幌市を中心に活動している認定NPO法人Kacotamが、ついに東京進出します! 東京支部立ち上げ担当を任せていただきましたので、今後、note等にて、準備状況の報告を定期的に行っていきたいと思います!


どこでも活動できることの証明


 団体としての東京進出の意義はいくつかあります。社会的意義、団体運営的意義……。それとは別に、個人的な想いとして、「どこでも活動できることの証明をしたい」という意図があります。


 2020年春、転勤で札幌の地から離れることになったとき、最初に思い浮かんだのは、「Kacotamどうしよう」ということでした。

 生活の一部となっていたKacotamの活動は、しかし現場にいられない限り参加のしようがなく、転勤ともなれば、活動が継続できないことは明らかでした。事実、過去にKacotamで活躍していた多くのメンバーも、進学や転勤で札幌を離れることは、すなわち卒業を意味してきました。

 そんな状況は受け入れがたい。なんとかして転勤後もKacotamと関わり続けられないかと、代表に相談をしていたとき、いただいたのが「東京支部」の立ち上げの話でした。

 もちろん、団体として初めての北海道外への進出に、責任をもって関わることに、相応の意志と覚悟は必要でした。それでも、どこでもKacotamの活動を続けられることの証明として、是非、引き受けさせてもらいたいと答えたのが、Kacotam Tokyo始動の瞬間でした。


 準備期間としていた2020年度は、奇しくもコロナの世界的流行によって、様々なコミュニケーションのオンライン化が進んだ年でもありました。Kacotamの活動もオンライン化したことで、僕自身、ZOOMやLINEを使った学習支援や、各チームのWEBミーティング等、転居後も継続して活動をすることができました。

 社会が否応なく、直接会わなくてもコミュニケーションが取れるような世の中になっていったことで、「どこでも活動できる」ことは、さらにハードルが低くなったように感じます。


 ありがたいことに、準備段階から、何人かの札幌にいるメンバーから、「来年以降東京に行くので、東京支部の活動に関わりたい」と言ってもらえています。そのうちのひとりは、既に立ち上げにかかわる広報活動や準備実務にも本格的に関わってくれており、とても心強く感じています。

 「札幌を離れてもKacotamでの活動を継続する」という、これまで無かった選択肢が生まれたことが、とても嬉しいです。


 将来的には、札幌から離れるメンバーが、それぞれの地域で新しい学びの場を気軽に作っていけるようになればいいな、と思っています(たとえば、旭川に異動する社会人や、釧路の大学に進学する学生、石川や茨城や沖縄などの故郷に戻るかもしれない人たち……)。

 そうなった頃には、もはや「どこでも活動できること」は当たり前のこととして定着し、Kacotamの理念に共感し力をつけたメンバーが、全国に散らばっていきます。それは、Kacotamのビジョン実現に向けた、非常に大きな変化だと思っています。

 東京支部の立ち上げが、そのための最初のモデルケースとなるように、学習支援活動標準化チームが進めてきたノウハウ展開の実践も兼ねて、経過の共有や試行錯誤をしていきたいと思います。


 引き続き、どうか応援をよろしくお願いいたします!



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