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「体験カコタム」の3つの魅力
Kacotamでは、「体験カコタム」という活動で、メンバー持ち込みの企画を打つことがあります。
メンバーの特技特性を生かして、ある意味自由な発想でイベントを実施することができ、子どもたちに新しい「好き・興味」の可能性を提供しています。
この体験カコタム、「カタチ化」などの他の事業に比べて、難しい面も多くあります。
特定の子どもの「好き・興味」に端を発するわけではないので、企画したとして必ずしも人が集まる保証はありません。
また、ゼロベースの構想から具体化、運営と後始末まで、基本的には発案者ひとりが責任をもって行わなねばなりません。
今のところ企画のノウハウは蓄積されておらず、予算枠も限られています。
それでも、個人的には「体験カコタム」は、大きな可能性を秘めた活動だと思っています!
今日は、Kacotamで多くの体験カコタムを企画してきた僕が、体験カコタムの魅力を、3つに絞ってご紹介します。
魅力①多様なメンバーの多様な世界観が垣間見える!
Kacotamの魅力のひとつとして、ことあるごとに出てくるのが、「多様なメンバーがいること」。
確かに学生から社会人まで、幅広い背景・所属のメンバーが参加しており、その専攻や職種も幅広いです。
彼らはそれぞれ趣味や特技を持っていて、その一部を文字通り「体験」させるようなプログラムを作ることは、まさしくKacotamの真骨頂と言えます。
https://kacotam.com/1299
芸術鑑賞が好きなメンバーが企画した「美術館へ行こう」
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https://kacotam.com/2090
アナログゲーム好きのメンバーが集まって定期開催している「アゲの会」
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https://kacotam.com/1641
演劇に詳しいメンバーが企画した「プチ演劇をしよう」
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消しゴムハンコを作るのが好きな僕が企画した「消しゴムハンコを作ろう」
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魅力②メンバーにとっての自己実現の機会になる
自分の好きなこと、興味のあることを人に紹介して企画にすることは面白いし、やりがいがあります。
ゼロから企画という形にして、子どもたちから反響があった時は、このうえない達成感もあります。
特に、自分が「こんな企画をやってみたい」と思いついたことに対し、Kacotamという団体の資源を活用させてもらえることのメリットはとても大きいです。
予算は多くは出ないけれど、ゆるきち等の場所やモノ、広報チャンネルは使わせてもらえます。
運営に協力してくれるメンバーの募集もできるし、必要に応じて、職員や同胞からアドバイスをもらうこともできます。
実際、2月に実施した「リアル謎解きゲーム」は、Kacotamの資源を大いに活用させてもらいながら、僕がやりたかったことをカタチにすることができました!
※謎解きゲーム実施の経過については、別途まとめようとおもいます。
魅力③体験カコタムがきっかけで、ひとつの事業が立ち上がることもある
前回の記事で書いた「カコタ部」も、もともとは体験カコタム(当時はその名称ではなかったけど)がきっかけでした。
たまたま写真撮影を趣味にするメンバーが複数人集まり、「今度撮影会に行ってみよう」という話になったことをきっかけに、「写真部」が立ち上がり、カコタ部に発展しました。
軽音部だって、もともとは「ギター教室」がきっかけでした。
また、サイエンス好きなメンバーの集まりは、「カコタムラボ」という事業につながっています。
まとめ
ここまで、体験カコタムについて、子どもにもメンバーにも団体にも魅力のある、素晴らしい活動であると紹介してきました。
せっかくなので、もっともっと多くの体験カコタムが生まれていけば素敵だなあと思っています。
メンバーには積極的な立案を。
運営にはフォロー体制の充実化と予算化を。
子どもたちにはたくさんの参加とフィードバックを。
また、「自然体験学習」のように、外部団体からの提案による体験カコタムもありますので、Kacotamと直接的な関りはないけれど、こんな企画をやったら面白いんじゃないかな?というご提案があれば、是非ともご連絡をお願いいたします!