一念発起の48歳自二輪免許取得への道4
実車1日目。教習時間30分前に着いた。前日からドキドキ緊張で若干気持ち悪い。
肘と膝にプロテクターをつけ、教習前に行うバイクの点検をしに恐る恐るむ向かう。一歩一歩がため息まじりだ。
黄色のCB400がずらりと並ぶ。どれにしよう・・・。っと悩んでもどれも同じなんだけどね。後から教習コースに行きやすさとか、他の受講者がいる場合の出る順番とかを考えて、どれに乗るかを決めたほうがいいてことを知りました。
最初の難関。サイドスタンドからセンタースタンドへ変える作業。恐る恐るサイドスタンドを外す。といってもどこにスタンドがあるのか見えない。顔をそむけようとするとバランスが崩れてバイクが傾く。200Kgの巨体がのしかかってくる。なんとか踏ん張るも筋肉がプルプル震えている。センタースタンドの角さえ路面にあてれば安定する!センタースタンドはどこよ!短い足で探ってみるも場所が見当つかない。再び顔をそむけると、またもやバランスが崩れる。はたからみたら「何やってるんだ?」みたいな怪しい行動。
案の定バイクを倒しました。この年になっても泣きたい感情に襲われるもので、頭の中は号泣状態。泣いても始まらないのはわかっているので、この巨体を昨日何度もみた引き起こし動画を真似して起こしてみようと心がけるもうまくいかない。
見かねた指導教官が笑顔で「大丈夫ですか?こうやって体をバイクにつけると起こしやすいですよ」っと言ってはくれるものの、「そら、あんたは体もでかいし、毎日やってることだから苦も無くできるわな~」なんて心の叫びでいっぱいでして。なんとも大人げない感情。
指導教官の手を借りて、センタースタンドをかけてもらい、点検作業とシフトチェンジ練習に入れました。教習前に一日の体力を使った状態で、すでに体力気力がヘトヘトでした。
教習本番。点検場所から本コースへバイクを移動。
なんてことでしょう!センタースタンドを勢いをつけて外さないといけないのに、そこからバックさせ、また本コースへ走らせないといけないではないですか!もちろんだが、他にも受講者がいる。てきぱき出さないと一時間しかない教習時間が減ってしまうではないか!焦る気持ちが押し寄せる。他の受講者はすんなりスタンドを外し、本コースへ向かう。切り返しながらバックさせるのも至難。後ろで出る順番を待っている受講者のプレッシャーが(気のせいかもしれないけれど)半端なく感じる。気持ちがどんどんすり減る。片足つま先ツンツン状態でまたがり、トロトロと本コーススタート地点へ。着いたとたんやっぱりコケた。
本コースに入ったら、指導教官がお手本にどこを走るか、その際の速度とギアはどれにするかを説明される。
「あ~あんなに颯爽と走れるのか?」「直進はまだしも、あの巨体でカーブ曲がりきれるのか?」
前後の安全確認をしてバイクにまたがる。片足つま先しか届かないので動きだすまでのバランスが悪い。アクセルの回し具合がつかめないので、ブウン!っと空ぶかし。ぎこちないスタートで20mほど直進。その間に2速にあげ、カーブ手前で減速しないといけない。理解が操作においつかない。時速20kmがすごく速く感じる。トロトロ外周を一周し、スタート地点へ。しかし止まるとやはりバランスを崩してコケる。この先も止まるたびによくコケた。止まるのが本当に怖かった。
2、3周したところで教習時間終了がせまり、最後に元の場所にバイクをもどさないといけないのだが、これもまた難儀だった。小回りもうまくできないから駐車スペース枠にきれいに入れ切らない。そして降車するのもおっかなびっくりだから、やっぱりコケる。
あっという間の一時間だった。こけただけの一時間だっとように思える。CB400ごめんね。たくさん倒しちゃって・・・
明日も憂鬱だな・・・
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