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【2020年】本年もありがとうございました

我々の参加した
『INDEPENDENT in 盛岡』
の投稿を何もせぬまま、今日を迎えてしまいました。ので、まずはそちらの話から。

『INDEPENDENT in 盛岡』
に、我々演劇ユニットせのびは、
『ザ・プレイヤー』
という作品で、
役者:髙橋響子
脚本・演出:村田青葉
というチームにて挑みました。

11月末に行った『踊るよ鳥ト少し短く』から1ヶ月での本番ということもあり、急ピッチでの稽古となったのですが、その中で、とくに役者の髙橋響子の負担が大きかったようで、、

・セリフが入らない
・演出をすぐに反映できない

そして精神的に参ってきてしまい、その結果セリフが入らず…、という負の循環が生まれてしまっておりました。

この『ザ・プレイヤー』は、
1人の役者が、シームレスに代わる代わる別の人柄を演じる、という作品で、
椅子に座ったまま、特別な音響・照明効果もなく、起動したタイマー内に上演をし切る。
というストイックな作品でした。

それもあり、今にも消えいりそう/逃げ出したそうな髙橋に
「この先どうするか」
を問うと、一時は
「辞めます」
「ただ、この作品はやり切ります」
という判断をしたほどでした。

この時の演出としての自分の様子が、パワハラ気味になってやいなかったかと(プレッシャーをかけ続けてやいなかったかと)、自身で振り返る日々です…。

さて、結果的に劇団員や、いろいろな方の支えもあり、上演までこぎつけ、
1st目はなんとか完走
2st目は爆発力を孕んで
3st目にて、作品の完成
に至ったと、客席から見て思っておりました。
それと、やっぱり彼女は舞台に立つべき人間だな、とも。

結果的に髙橋は、
「一時、演劇活動を休止」
という決断に至りましたが、まずは演劇から離れてゆっくり休んで、また、腹の底から
「演劇をやりたい!!!」
と思い、舞台に立つことになったら、きっとその時の髙橋響子は、より強い役者になっていることでしょう。

それを信じて、その時を楽しみに、
僕や、せのびは待ちたいと思います。

〜〜〜

今年、せのびは、

・コロナ騒動が起こる前の2月中頃に、
演劇ユニットせのび第7回公演
『ハロー!エチオピア/ロマンス』
を上演

この作品は、結果的に盛岡市民演劇賞の観客賞を受賞させていただくことになりました。
ありがとうございました。

・そして、緊急事態宣言や、劇場閉鎖を経て、再開後の6月末に
演劇ユニットせのび第7.5回公演
『@Morioka(僕=村田青葉の場合)』
を上演

コロナ禍、何もできない中で、何かしなきゃと書き上げた一人芝居の台本を、自身で上演まで。
こちらも、盛岡市民演劇賞で制作賞をいただけました。

・9月には『ふぉるくろーる 第一夜』

こちらは、新作現代民話という新たなフィールドで遊べる場として、継続してやっていきたいパッケージが生まれました。

・11月に
演劇ユニットせのび第8回公演
『踊るよ鳥ト少し短く』

劇団員が増えた中で、「挑戦」を掲げて挑んだ作品でした。「せのびの公演」と言える作品になったなと思っております。

・そして12月が先述の
INDEPENDENT in 盛岡にて、
『ザ・プレイヤー』

こう振り返ってみると、芸術活動が逼迫している中で、なんだかんだ楽しく動かせてもらった1年のようでした。

来年には、演劇ユニットせのび旗揚げから、5周年となります。
ほんとはこの年の勝負に向け、今年からいろいろ動き回ろうと画策していたのですが、こういった状況の中で、むしろ内側で力をつける期間となりました。
それはそれでよかったなと、今では思っております。

そして5周年となる来年の予定としては、

・3月頃に何か、新しい面白いこと
・6月中〜末頃に、村田青葉脚本演出の本公演
・8月頃に、若い子たちと、これも面白いこと

が、既にあったりします。
どれも予定なので、変わってしまうことも多々あると思うのですが…。

ひとまず、村田青葉の長尺の作品は作らないとなというところではあります…。
言いました。言ったので頑張ります。

〜〜〜〜〜

そんなところで、まずはまずは、
今年はなかなかに難しい年でしたし、こういった状況はまだ少し続きそうですが、
どうか、楽しいこと、楽しむことを大事に、生きていきましょう。

その中で、我々の活動・演劇が、皆さんのどこかにあったら嬉しい限りです。

本年も大変お世話になりました。
また来年も、よろしくお願いいたします。

2020.12.31
演劇ユニットせのび主宰 村田青葉


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