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|1112-1118|日誌#07

演劇ユニットせのびの稽古場の様子をお届けする日誌。毎週金曜日に更新。

日々過ごしていて、太陽の光や街の中の影の具合が夏よりも2時間分くらい早く進んでいる気がします。

【11月13日(土)】セミ

『セミとケンタウルス』のおはなし。
セミ、はもちろん昆虫の蝉。ケンタウルス、は上半身が人間で下半身が馬の胴体、という生き物です。ケンタウルス(ケンタウロス)は、いて座のモデルにもなっていますね。🏹

「セミの寿命は1週間と短い」と聞いたことがあります。しかし、それは成虫になってからの寿命で、土の中から外に出て来るまでの間、蝉は幼虫の姿のままずっと土の中で過ごすそうです。たとえばアブラゼミなら6年。6年ずっと土の中で待っている。

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「長生きするような体にはつくられていない」そうです。

【11月14日(日)】セミ通し

本番1か月前に、実際の劇場を使って通し稽古。
劇場の広さをたしかめつつ、声の出し具合や動く際の動線を調整します。

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『セミとケンタウルス』は、だんだんと役者2人に委ねられてきているように感じています。役者同士で話し合い、実際に試しながらやってみて、変更点があれば村田が言葉をかける。「おもしろい」の難しさに頭を抱える役者陣です。

【11月16日(月)】せを

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『せをのばす』の脚本が進んできました!
チラシの裏にもあるように、せのびは今年で旗揚げから5年を迎えます。『せをのばす』では、演劇ユニットせのびや団員一人ひとりが過ごしてきたこの5年に思いを馳せながら「これまで」と「これから」のお話を紡ぎます。

時間の経過と共に積み上げられていく様々なシーン。「本当」も「嘘」もわからない、たどり着く先がどこかもわからない。ただ、舞台上には演劇ユニットせのびの役者がいて、地層のように重なっていくその時間のおわりを見届けるのはお客様、あなたです。

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藤原、飛ぶ

【11月18日(木)】セミ

舞台装置も作り始めました。

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トンカチ(舞台用語では“なぐり”)を振りかぶる新沼と、その様子を優しく見守っている舞台監督の工藤。

今回、舞台中央には、ある大きなものがデーンとそびえ立つ予定です。『セミとケンタウルス』、『せをのばす』のどちらにも「でかい何か」が登場します。
舞台装置も着々と進みつつありますね。公演までの道のりを山に例えるとしたら、土台の部分からどんどんと積みあがっている状態です。

『さあ、予約予約ゥ!』です。


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次回の投稿は 11月26日(金) です。
ではまたここでお会いしましょう!
〈文 石橋奈那子、写真 演劇ユニットせのび〉

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