最期の幸せ
脳梗塞になって、義父は記憶が弱くなり、義母は右手と右足が動かなくなった。
知人のお父さまは脳梗塞になり、口や喉の周辺が麻痺した。
手足は動くので、支えがあれば歩いてトイレにも行ける。
なのに、ご飯が食べられなくて、話ができない。
胃ろうだからか、自宅にも戻れず入院生活が続いている。
コロナの影響で面会もできず、できるのはzoom面会だけ。
知人曰く、zoomで面会したところでお父さまが喋れないので、余計に悲しくなるだけだと。
そう思うと、食べたり喋ったりの幸せって、即効性があって分かりやすい。
美味しいものを口に入れたらその瞬間もう幸せだし、誰かと笑い合ったら即幸せ。
脳が詰まる場所で、その後の人生の幸せの形が大きく変わるなあと。
動けない vs 食べれない
食べれない vs 記憶障害
脳梗塞で麻痺が出るなら、どこがいいかな。
まあ考えてみても自分で選べないので、残された物の中から探すしかないか。