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自宅での最期

同僚の義母が、先週の金曜日に87歳で亡くなった。
同僚は、それはそれは絵に描いたような理想的な最期だったと語っていた。

最後の晩餐はステーキ。
はじめは食事が食べられなくなり、だんだんと水が飲めなくなっていった。
病院での点滴を勧められるが、本人がこのままの生活、自宅での死を選び、余命1週間を宣告される。

そして、本当に1週間で亡くなった。

前日の木曜日の夜には、家族が順番に挨拶をしに来てお別れを述べる。

家族にとっても心残りのない最期だったと、同僚は語っていた。


問題は実の母親でも、同じことができるかだと思う。

小さな可能性に賭けて、病院へ行ってみようと強引に連れて行ったりはしないだろうか。

私には親の意見を尊重する自信がない。


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