思い出づくり
車椅子生活の義両親とご飯を食べた。
外食は大変なので、家へ行って用意をする。
とにかく食べやすいようにと、フォークで刺して食べられるお肉や野菜を、ホットプレートで焼いて一緒に食べた。
自分が子育てしていた時を思い出し、手軽な焼きおにぎりやソーセージを用意する。
食べる前には服を汚さないようにエプロンをつけ、汚れてもすぐに拭けるようにと手拭きも準備。
これも子どもを育てていた時と一緒。
目の前でジュージューと焼けだすと、どんよりとした食卓もなんとなく楽しい雰囲気になる。
湯気が出て、いい匂いが漂うだけで美味しさが溢れ出る。
ホットプレートって楽しいなあ!
あまり反応がない義両親に食べさせながら、親孝行してるぞという自己満足に浸る自分。
はたしてこれが年寄りにとって嬉しいことのか、ただのおせっかいなのかは、自分が年老いてからの答え合わせかな。