保護猫たちのその先へ
飼い主の高齢化で行き場のない、年を重ねた、病を得た、虐待に値するような環境下の、そんな保護を最も必要としている猫たちを、ボランティアで保護活動をしている団体がある。
保護活動というと、飼育放棄の情報が入り、保護に赴く流れが多いが、この団体は、いわゆるアウトリーチ、飼育放棄とまではいかないが、内外飼いなど昔ながらの飼育法の高齢飼い主の、人間及び猫の見守りも行っている。
この目標金額など焼け石に水、と思う方もいるだろう。しかし、ここまでしないと続けられないほど、持ち出し前提の厳しい活動であることは明白である。この小さな団体がどこまで存続できるか、はっきり言ってわからない。
だが、根気強く保護を必要とする猫たちに、人たちに、手を差し伸べてくれる所を、潰したくない。