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歴史に"いま"を刻む ~乃木坂46 8th バスラを終えて感じること~


 ようやくライブレポも書き終わったので、バスラ全体を通して思ったことを、いくつか話したいと思います。(Day2以外を見ての感想になります)


 詳しい曲のセトリ・感想などについては以下のリンクをご覧ください。もしかしたら、この中の内容について急に話し出しているかもしれませんがご容赦ください。


* * *


乃木坂46の過去/現在/未来


 まずは全体の構成について、私の雑感を。
 今回のライブは4日間通して、日によって多少の違いはありますが、概ねよく似た構成になっていたように感じます。

OP (表題曲 + 煽り/盛り上がり曲)

期生別 (1期→2期→3期→4期)

メドレー (いくちゃん/なぁちゃん/卒業生etc…)

部屋セット&私服衣装

和アレンジ (着物/和傘/扇子)

過去映像とともに。(モニターに過去ライブの映像)

バンド&コーラス

 ざっくり分けるとこんな感じです。この間にユニット曲やカップリング曲などが挟まり、1日約50曲を披露しました。


 今回のバスラで特に印象的・特徴的だったのが、メドレーコーナーです。テーマ、メンバーに関係のある曲をAメロ→Bメロ→サビだけでつなぐなど、一気に披露していました。
 今回、こういったメドレーが入れられた意図としては、限られた時間で曲を歌い切ることがあったと思います。曲的にプラスではないかもしれませんが、曲が続けてくる、アウトロがすぐにイントロにつながるなど、興奮と感動が次々と押し寄せることで、より感情の高まりを感じられる演出であったと思います。


 これまでのバスラといえば、「乃木坂46の歴史を振り返る」と言うのが醍醐味で、多くのライブでは楽曲リリース順に披露されていました。(5th,7thは一部、6thは完全ランダム) また、MCやVTRなどでエピソードなどが語られることも多くありました。

 しかし8thでは、完全ランダムなセットリストで全国ツアーなどに近い形態であると共に、全曲披露のため、MCやVTRはかなり少ないライブとなっていました。それを特に感じるのがライブ定番の曲によるOP。誰もが知っているような表題曲や煽り曲で、会場全体の空気感を作っていました。

 他にも、部屋セット&私服衣装、和アレンジコーナーは、既存の楽曲衣装を使わない、新しい形での楽曲提供の可能性が考えられていました。

 こういった8年の時を経て、変わりゆく乃木坂46と共に、楽曲披露もかたちを変えて成長していると感じました。



 ただ、変化の中にも、過去映像とのコラボコーナーを設けるなど、乃木坂46の歴史、思い出を蘇らせるような演出の工夫も感じられました。『制服のマネキン』では6thと真夏の全国ツアー2018のみで披露された振り付けを、モニターとシンクロさせて披露するなど、映像だけでない演出の面白さを感じました。


 また、OPの後の期生別パートでは、各期の特徴が色濃く現れる代表曲を披露することで、メンバーの紹介と同時に、各世代の重なりの中で形成されている"いまの乃木坂46"を印象付ける部分になっていたのではないかと感じました。期生ごとのカラーだけでなく、乃木坂46全体として変わらない部分も感じられ、乃木坂46の歩む歴史における"いま"を知れるバスラらしいパートになっていたと思います。


 本編ラストの乃木坂バンドとコーラス隊とのコラボは、乃木坂46の名曲の作品のクオリティをさらに上げ、真の乃木坂らしさを象徴した、素晴らしい締めくくりだったと感じました。


 アンコールまで含めて、今までにリリースした楽曲199曲+新曲『しあわせの保護色』で、計200曲を4日間で披露すると言う、全曲披露のかたちを保持しつつ、新しい乃木坂、乃木坂の良さのどちらもを感じることのできる構成となっていました。



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好きだったこの場所


 全曲披露が醍醐味のバスラですが、多くのメンバーの卒業によりオリメンで披露することが難しくなってきています。

 昨年の7thでは、多くのユニットに3期生が代打として入ることで披露していました。しかし、代打としての新しい振り入れなどメンバーの負担は大きなものでした。(一部のファンからはオリメンと比べて批判されるなど、精神的負担も大きかったのではないかと思います。)

 ライブ中のMCでまいちゅんが、「卒業するメンバーのポジションに入ることは、大きなプレッシャーを感じる。でもその分強い想いを持ってメンバーも臨んでいる。それを感じて、ファンの皆さんは応援してあげてほしい。」(ニュアンスだけなので原文ママではありません)と口にしていましたが、メンバー自身も実際に感じていたみたいです。


 それを考えたのかどうかは分からないですが、8thはユニット(特に少人数)はオリメンのみで披露し、卒業したメンバーの代打は立てない傾向が強く感じられました。『Another Ghost』『心のモノローグ』や1人で披露するなど、オリメンによる楽曲の世界観を維持し、卒業したメンバーのことを思い出させるような、いわゆる"エモい"演出になっていました。

 逆に『Rewindあの日』のように完全にオリメンが卒業していなくなったユニットは、夜明けの選抜4期生3人で披露するなど、全く新しいユニットとして披露していました。


 今回オリメンのみでの披露にこだわった理由はいろいろあると思いますが、私は乃木坂46の歴史の転換期における"戻る場所のひとつ"として、この8thを位置づけたのではないかと感じました。

 おそらく来年の9thが開催される頃には、さらなるメンバーの卒業により(寂しいので残っていてほしいですが…笑)、オリメンで披露出来る曲がかなり少なくなり、全曲披露も怪しくなっていると思います。

 そんな中、「昔のあの曲の良さとは…」「オリメンの作り出す雰囲気って…」みたいに感じ、懐かしく思った時に、オリメン披露の形態を保てる最後?のバスラである8thが、見返す一つの記録としての役割があると思いました。


 新しいスタートを切るには、一度過去にある程度の区切りをつける必要があると思います。そんな節目としてのバースデーライブになったのではないかと、全体の構成、メンバー編成等を通して感じました。
(ただ、私が思っただけなので来年本当にそうなるかは知りませんが………笑)


 飛鳥ちゃんが最後のMCで、「変化を強みにして」と言っていましたが、今の乃木坂は思い出として記憶し、これからの乃木坂46の歩み、これからのメンバーが新しい乃木坂46をつくっていくのを楽しみにしていきたいと感じました。



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おわりに


 と、ここまでが私がバスラについて思ったことです。ここからは少し個人的なことを、かる〜く話して終わります!!


 今回のライブで、初めて双眼鏡を使ったのですが、いい部分も上手くいかなかった部分もありました。

上手くいった点
・メンバーをよりアップで見れた
・どのメンバーか認識が可能になった
(特に煽り曲・フロートのメンバーを早く認識可能)
・モニターで映らない部分を見れた

ビミョーだった点
・双眼鏡を使う曲と使わない曲の判別があやふや
・ピントを合わせるのがヘタクソ
・倍率が悪くメインステージはやっぱ小さい
・モニターを見れない、見逃す

 こんな所だったので、改善点を直して次のライブに臨みたいと思います。あとは双眼鏡使わなくていい席(アリーナとか)になることを願います。



 あとは推しメンが輝いていた!!(推し贔屓…)

 みなみちゃんは、曲、煽り、MC……すべてでかわいい!キリッとしたダンスはカッコよく!!そしてかわいい!!楽しくやっていた感じが伝わってきて、幸せでした!!

 北野日奈子さん。やっぱりライブは、きいちゃんがダントツ好きで日常をはじめとした気持ちの強さ、サンエトの儚さ・楽しさ、そして、日奈子スマイル!!いろんな色を見せてくれる、きいちゃんのおかげでよりバスラが楽しめました!!


 推しメン以外だと、みり愛ちゃんが急上昇!!体全体を使った表現がまさに、「ダンス・ダンス・ダンス」!その表現力に見惚れました!また、風船で笑顔いっぱいで歌う姿も大好きでした。
 アンダー曲などを中心に、推しメンの次に多くの時間を黄色×黄緑のサイリウムにしていた気がします!


 あとは純奈。特に今回のライブで注目されたように感じます。その歌唱力は素晴らしく、ソロでも、ユニットでも、際立つ歌の上手さでした。私は初日の『ボーダー』で早速やられました。
 また、代打で入る所も「THE 歌唱力」といった部分で入ることが多く、スタッフからもその歌唱力に期待をされ、認められ、起用されていることを感じました。


 他のメンバーもいいとこたくさんありましたね!
 詳しいことは前に書いたレポで!



* * *


 そんなところで8thの感想は終わりです!!

 乃木坂モチベがガンガンに上がる4日間でした!

 来年も参加できたらいいな!!



読んでいただきありがとうございました!!



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