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Tableau歴0日の新入社員がDataSaberに挑戦してみた

はじめまして
入社してTableauを知った、Tableau歴0日、そんな皆さんの挑戦を後押しできるように私のDataSaber奮闘記をまとめてみました。

挑戦に至った経緯

◆自分の武器を身に着けたい
キャリアプランはまだ固まっていないものの、仮置きしているデータサイエンティストというキャリアの達成のためには必要なスキルだと感じました。

◆日々の業務で定量的根拠を示すことが求められる
企画職を行っていく中で、企画提案前の事前調査も、企画提案後の検証も、常に数値で示す中でデータ活用の汎用性の高さを感じました。

DataSaber奮闘記

スケジュール

DataSaberを始めるにあたって気になるのが3か月で本当に自分は完了できるのかという点だと思います。
以下が私のスケジュールです。

予定:事前にたてた課題開始週
Start:実際に課題を始めた週
緑:実際に課題を合格した週

師匠から「技術課題とコミュニティ課題を70日以内に終わらすことができたら余裕を持てるね」という言葉から70日をひとつの目標としました。

インプット

Tableau歴0日とはいえ、90日という制約があるDataSaberチャレンジにおいてインプットがないままApplyするのは危険だと思いました。
師匠に質問して、参考になった2点を紹介します。

Tableauによる最強・最速のデータ可視化テクニック 第2版 ~データ加工からダッシュボード作成まで~
勉強期間:3日間
基本操作から、様々なグラフの作成方法、データ変換のTableau prep製品、グラフとダッシュボード作成のTableau Desktop製品まで、必要な機能が網羅されています。
不明点がある場合は、Youtubeやさまざまなヘルプ記事を読まなくても、索引を引いてすぐに調べることができて今でも重宝しています。

データサイエンティストを目指す人のための『ゼロからの Tableau 入門』
勉強期間:10日間
基本操作、応用的なグラフ、LOD計算説明などひとつひとつの機能が3~8分程度のビデオになってまとめられています。
1機能1ビデオなので、通勤時間や隙間時間に見ることができる点がおすすめです。
また30問の問題がついているので、インプットを引き出す練習ができます。
個人的には練習問題を解いた後に、DataSaber課題のOrd1の問題を見て、挑めそうだ!と自信がわきました。

実際にこの二つのインプットをしておかなかったら90日間追い込まれ続けていたと思います。
Applyする日を師匠と話し合い、Apply日に向けてできる限り学んでおいたことで余裕をもって取り組めたと思います。

Apprenticeとの出会い

技術課題をなかなか合格できない私のために師匠が用意してくれた機会でした。
社会人になってまだ間もない私にとっては、会社外の方とお話しすることにも緊張しましたが、Apprenticeの皆さんの社内での状況や実体験を聞いて、よりTableauに関する理解が深まったと感じています。

技術課題に関するディスカッション
見やすいVizに関する問題や場面が設定されていて適切な対応を選択する問題はKTの動画やホワイトペーパーで知識を厚くするものの、合格できないことがありました。
ディスカッションを通して、自分がある選択肢を選んだ理由などを話すとインプット内容が整理され、かつ他のApprenticeの方の実体験や考えを聞けるので、新しい引き出しが自分の中に増える感覚がありました。

◆コミュニティポイント課題で作成したVizを見せ合うディスカッション
パブリック課題のViz共有の課題に取り組む中で、実際に他のApprenticeの方と作成したVizを見せ合い、作成方法や見せ方の工夫点を意見交換する場です。
頑張って作成しても自己満足だなと思ってしまう自分が心のどこかにいましたが、ディスカッションの存在によりベストなVizを作成して、さらに意見をもらっていいものにしてみようとモチベーションがわきました。

他のApprenticeの方から合格しました!など連絡をもらうと、私もやる気がわいたのでこういった繋がりを増やすことができたのはDataSaberチャレンジのおかげです。

DataSaberに挑戦してみて

2か月がたちますがDataSaberに挑戦してみて、得られたことがたくさんあります。
「Tableauの気持ちになる」
これはKTが言っていた言葉ですが、データ量が多くて返答が遅いときでもPerformanceをよりよくすることはできるという文脈でした。
自分が使っているツールはあくまでツールとしか思っていませんでしたが、
できないこととか動作が遅いことがあっても、何か工夫できないかと考える習慣がつきました。
データの可視化は手段である
当たり前だと思っていても、データの可視化が目的になってしまうことがあります。DataSaberを始めたころの私もこの状況に陥って、時間内にレポーティングができないことがありました。
「○○を知りたいから△△を分析するんだと考える」といった目的ファーストの行動ができるようになりました。
挑戦してみようというマインド
イベント開催を3回し合計40名の方にTableau基礎編ワークショップを行いました。
企画書をもって、他部署へ概要説明に行くところも初挑戦。内容を考えて、師匠から助言をもらい、KTの動画を参考にしながら何度もハンズオンの練習をしました。1時間通しで人前に立つ機会も初挑戦でした。
今までTableauを師匠やKTの動画から教わる側だったのに、2か月で教える側になっていることに驚きました。「興味を持ちました」、「業務でも使ってみます」という声だけでも感無量でしたが、ワークショップ後に質問された方が「DataSaberチャレンジしてみたいです」と言っていただいて、驚き驚きでした。
誰かの心を動かすことができたことへの喜びはとても大きかったです。
講師としては未熟ですが、相手の心を動かすために人前に立ちたい!という芽生えが得られました。
Tableauを通しての挑戦や成功体験がまたTableauと向き合う楽しさを教えてくれます。

一方で、きれいごとを言わずに言うと、たまに面倒くさいと思ってしまう時もあります。(師匠やDataSaberで関わっている皆さんすみません!)
卒業論文を書いて以来まともに勉強していないので、技術を勉強するぞ!とか、業務外でも勉強するぞ!っていうモチベーションはもともとはあまりないんです。。。それでも頑張ろうと学び続けられるのは
師匠や他のDataSaber、Apprenticeの方とのつながり
を得られたからです。
個人戦に感じることもありますが、似た境遇の方と出会うとモチベーションがわいて支えあう仲間ができた気分になります。
その瞬間に「これは個人戦ではなくて集団戦だ。私も仲間のモチベーションをあげる存在になるぞ!」と頑張れました。

最後に

業務でTableauを使うことは少ない私でも、
視覚属性をパワーポイント作成に活用できたり、
データアナリティクスサイクルを日常の業務に当てはめてみたり、
組織内外の人とディスカッションをする経験を得たり、
イベント開催のために業務の垣根を越えた交流が行えたり、
DataSaberチャレンジによって得られたものはたくさんあります。

はじめは小さな好奇心でしたが、今は大きな自信になりつつあります。
この自信を自分の武器にできるよう、今後も頑張ろうと思います。

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