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秋の奈良旅

3泊4日の奈良の旅。
前回はおそるおそるのスタートだったが、今回は必要以上に神経質になることなく、旅を楽しむことができた。
行きたいところがたくさんありすぎて、出発直前まで悩みに悩んだ。結局、旅行中に急遽予定を変更したりと、ちょっと忙しないところもあったけれど、お天気にも恵まれ良い旅となった。

今回訪れたところを忘れないうちに書き留めておこう。
今は、iPhoneという強い味方があり、これで写真を撮れば、時刻や場所まで表示されるのでとっても助かる。例えば、今回登った明神山。麓から頂上まで往復する時間は、私の足では写真を撮りながらでも50分あれば余裕だということ。これは、次回訪れる時の目安になる。
…と、少し話が逸れてしまった。行程は以下のとおり。

1日目
JR京都駅→JR法隆寺駅→(バス)→法隆寺iセンター(レンタサイクル)→藤ノ木古墳・斑鳩文化財センター(秋季特別展「聖徳太子の足跡 -斑鳩宮と斑鳩寺-」)→龍田神社→吉田寺→法輪寺(写真)→法起寺(写真)→斑鳩神社→法隆寺(夢殿「本尊特別開扉」・大宝蔵殿「法隆寺秘宝展」・西円堂)→法隆寺iセンター(レンタサイクル返却)→(バス)→JR法隆寺駅→JR奈良駅→(バス)→近鉄奈良駅
2日目
近鉄奈良駅→上ノ太子駅→駅前(羽曳野市観光協会レンタサイクル)→叡福寺→西方院→仏陀寺→道の駅「近つ飛鳥の里・太子」→二子塚古墳→推古天皇陵→上ノ太子駅(レンタサイクル返却)→飛鳥駅→(バス)→石舞台(レンタサイクル)→飛鳥京跡苑池・現地見学会→天岩戸神社→国見台→耳成山(登山)→天香山神社→山田寺跡→飛鳥坐神社→飛鳥寺(レンタサイクル返却)→甘樫丘→(バス)→橿原神宮前駅→近鉄奈良駅
3日目
JR奈良駅→JR王寺駅→(バス)→明神4丁目バス停→明神山(登山)→明神4丁目バス停→(バス)→張井バス停→片岡神社→放光寺・片岡王寺跡→達磨寺→JR王寺駅→JR奈良駅→(バス)→平城宮跡・大極殿→平城宮跡資料館(秋季特別展「地下の正倉院展」)→いざない館(「元明天皇展」)→(バス)→近鉄奈良駅→奈良交通「若草山夜景鑑賞バスツアー」参加→近鉄奈良駅
4日目
奈良公園→奈良博「第72回正倉院展」→近鉄奈良駅→近鉄京都駅

2日目の飛鳥と3日目の平城宮跡は後から詰め込んだので、元々の訪問先をカットしたけど、それでも結構タイトなスケジュールとなった。が、どこも行きたかったところなので、これはこれで満足のいくところ。

また今回は「奈良満喫フリー切符」を利用した。
「奈良満喫フリー切符」
https://expy.jp/lp/nara_free/

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これは、去年からJRで発売されるようになったもので、エクスプレス予約利用で「京都駅・新大阪駅」着の場合にのみ購入することができる。
これまでは、近鉄の「奈良世界遺産フリー切符(奈良・斑鳩・吉野コース)」を主に利用していたのだが、この「奈良満喫フリー切符」の魅力は、近鉄のフリー切符の適用区間に加え、JRにも乗車でき、なおかつ近鉄のフリー区間も拡大されていることだ。なのに値段は、驚きの3260円!
近鉄のフリー切符のように割引特典は付いていないけど、奈良に泊まって大阪のたこ焼きを食べに行く!ということもできちゃうのだ。
期間は3日間なので、3泊4日すると最終日、奈良→京都の移動は別料金にはなるが、今回の旅行でいえば、王寺で利用したバス以外はバスも適用対象だったので、3日間で十分元は取れている。

そして、今回の旅行で利用したホテルは「変なホテル奈良」だ。

「変なホテル」は、長崎にオープンしたのが最初で、その時から一度泊まりたいと思っていた。旅行会社のHISグループが運営している。
泊まった部屋はダブルルーム(シングルルームはない)なので、アメニティーは全て2人分用意されていた。けど、この部屋に2人って結構タイトだと思う。椅子も一つしかなかったし、すれ違えるようなスペースがない。まぁ、寝るだけならいいかも…。駅に近いし、周りにはお店もいっぱいあるので、地の利は抜群。

訪れた観光地はgotoキャンペーンの効果か、夏に来た時とは大違いに賑わっていた。修学旅行生も多く見かけた。
コロナ禍前と違うのは、ほとんどの人がマスクをしているところ。ソーシャルディスタンスは、ちょっとゆるくなって来てるけど、施設に入場する際の検温やアルコール消毒は、きっちり行われていた。飲食店でお客さんが帰る度に消毒をしてる様子を見ると、店員さんたちも大変だなぁと思うものの、安心する。こういう光景は暫く続くんだろう。

また、この旅行では、こうして旅行ができること自体が幸せなんだということに、改めて気づかされた。今まであたりまえのように旅行していたから、気にも留めていなかったけど、時間と余裕と健康。この3つが揃わないと旅行することは難しい。そして、こんな状況でも旅行者を迎えてくれる人たちがいるからこそ、旅行が成り立つんだということ。交通機関や宿泊施設、観光施設などで働いている人たちへの感謝。これまで当然のことのように受けていたことに気づけたのは、大きな収穫だった。

さぁて、次はどこへ行こうかな。