見出し画像

水腎症と診断されて⑦(もうすぐ2歳)

水腎症と胎児の時に言われた娘の記録。第7弾。


妊娠32週のとき、お腹も大きくなりかけた頃、定期通院のエコーで胎児の腎臓が大きいと言われた。
"腎臓が内蔵の1/4を占めているくらいの大きさです"と言われ、
ただ事ではないことを悟った。


その場で紹介状を書かれて、出産する病院を近くの産婦人科から大学病院に変えた。
楽しみだった出産が、一気に恐怖へと変わった。


不安になって、ネットや本で体験記を探したり、
専門書や論文を探してみたけど、同じ事例は見当たらない。
(2-3歳くらいでグレード1-2の水腎症の情報はあるけど、
 胎児でしかも4分の1が腎臓って・・・そんな記事はどこにもなかった)

正確には、「水腎症」と診断されたのは産まれたあと。
産まれる前は、状況は説明されるけど、
具体的なことは"産まれて胎児を専門医に見てもらってから..."
とのことで、情報がほぼない状態だった。
(おそらく不安をあおらないように、不要な情報は伝えないという病院の方針だったのだと思う)


このnoteは医学的なエビデンスのある記事ではないけど、
どこかに同じ体験をしている人がいて、何かの参考になれば...。
そんな思いで記事を書くことにした。


話は戻って。

腎臓が大きいって何?
尿道がふさがって、尿が腎臓にたまっている?
腎臓が大きいって、破裂しないの?
胎児のときに破裂したらどうするの?
・・・・
不安は無限に出てくる。

だけど、できることは何もない。
ただ、普通に妊婦生活を送るだけ。
何も施せないって、待つだけって、こんなにも不安なんだ...ということを痛感したのを覚えている。

39週で2988gの娘を無事出産。
元気に生まれてきてくれた。


見た目としては、"少しお腹がぽっこりしているかな?"くらい。
産まれて数時間後は、看護師さんが娘を連れてきてくれて、
少しだけ一緒の時間を過ごした。

その後、SpO2の数値が下がり、大事をとってNICUへ。
それから約1ヵ月は、体調管理のもとNICUへ入院した。

2ヵ月目に、数値が落ち着き退院。
6ヵ月目で、手術。
詳しい様子は、下記で。

8ヵ月目で、尿道に入れたシリコンをぬく治療(1週間くらい入院)。
その後は、外来へ1-2ヵ月のペースで通院し、2歳に至る。

現状としては、
・水腎症だった腎臓は動いてはいる
・ただし、反対側と比べてどの程度機能しているかは不明

とのこと。

腎臓の機能について調べる方法はあるが、"じっとしている必要があるのでもう少し大きくなってから"という判断で、次の通院は半年後になった。


まだまだ、心配であることに変わりはないけど、
2歳になったいまは、元気に何の問題もなく過ごせています!


同じ経験をしている方、どうか赤ちゃんの力を信じて。
この記事が、少しでも安心感につながりますように。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?