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やりたいことがみつからない?!

仕事の面談で、企業の面接で、時々友人との会話で?、聞かれること。

“今後どうなりたい?”
“えがいているキャリアは?”
"どんな仕事をしているときが楽しい?/向いていると思う?"

・・・なんて答えればいいんだろう。

やりたいこと、なりたい自分、昔は色々あったはず。
"〇〇になりたい"
"こんな人に憧れる"
"数年後にはこういう立場になっていたい"
・・・

たくさんあったはずなのに、いまは全然見当たらない。
なりたい自分はどこに行ってしまったのだろう。


誰の目も気にせず、会話が弾まないことも気にせず答えるとするなら、
"生活に困らないくらいの収入を得ながら、
 それなりの社会的な役割をもち?、
 家族の時間もとれる状態で、のんびり暮らしたい。" なのかもしれない。

夢とか、目指すものってわけじゃないけど、これが満たされていれば今のところ満足って言えるのかも。

つまらない人生って思われるかもしれないし、
例えば自分が職場の採用面接でこんな風に言われたら、採用するか迷っちゃうかもしれない。
“嘘でもなんか言ったら?”とか思っちゃうかもしれない。
だけど、本心を言わずして、何のための面談/面接なのかもわからない。

高級ワインを片手に〇〇牛のステーキを食べたり、
ブランド品をそろえて気がざったり、
可愛い子と一緒に南国に行ってバカンスをしたり、
自由にお金を使いたい。
そのためにとにかく稼ぎたい。
っていうのが本心の人もきっといるはず。

そんなことは言わずに、"マネジメントをしたいです"とか、”自分の経験を世の中に役立てたい”とかいうんだろうな。
(それが悪いというわけではなく・・・)


うーーん、、どんな環境でお仕事をしたいのかをいうなら、
気の合う仲間と、同じ目標を目指して、助け助けられながら、目標に向かって進んでいきたい。それが誰かの支えになるなら尚嬉しい
と思っている。
けど、それってやりたいことになるのかな?

どこの会社でもできそうだし、
どこにいっても自分が心地よい組織に居続けるのは難しそうな気もする。
(人も組織も変わっていくものだから・・・)

多くの人は、生きていくためにお金が必要だから仕事をしているだろうし、
せっかく時間を過ごすなら、"自分の能力が認めてもらえる・より活かせる場所にいたい”って思っているんだろうけど。
その"自分の能力が認めてもらえる・より活かせる場所にいたい”を飾って"何がしたい"って言ってるのかもしれないけど。

やりたいことがみつからないってことは、
自分が認めてもらえる場所や自分の能力を活かせる場所がわからないってことなのか・・・!?
自分が認められることとか、自分の能力を活かすとかいうことに関心がなくなったってことなのか・・・!?
考えるのが面倒になってしまっただけなのか・・・!?
挑戦より休憩がしたくなったのか・・・!?

いずれにせよ、昨日までなかったものが今日になって誕生するものでもない気がするので、目の前のことを一生懸命、淡々とやるということに尽きるのかもしれない。

本気でやればなんだって面白い。
そして、本気でやっているものの中にしか、夢はわいてこない。夢はそこらへんにおちているものではない。夢を探すという言葉を使う人がいるが、探しても見つかりっこない。見つかるのはせいぜい、儲かりそうな小公卿や、これならやってもいいかなと思える仕事に過ぎない。夢というのは、自分の内側にしかないものなんだ。

『スタートライン』 喜多川泰

私の好きな本にもそういえば書いてあった。

もうすぐ2歳になる娘は、楽しい時は寝転んで足をばたつかせながら笑い、嬉しい時はジャンプしながら喜ぶ。
バナナを食べたいと思ったら大声で泣き叫び、アンパンマンビスケットのためなら食卓からキッチンまで大きな椅子を引きずってくる。

ここまで全力に感情表現したり、必死になって一つのことに取り組んだことがあるか・・・?
どこかで、折り合いをつけていたり、時間との兼ね合いでなんとなくそれっぽく片づけたりはしていないか・・・?

もちろんそれも、仕事をする上では必要なスキルだと思う。
だけど、時々何かに没頭したり、全力で打ち込んでみないと、見えてこない世界もあるのかもしれない。

無理にする必要もないのかもしれないけど、短い時間でも何かに打ち込んでみよう。
目の前にあるもので、ワクワクするものを探してみよう。

意外と近くに、なにか見つかるかもしれないから。

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