ショートコンテンツの隆盛 前編
令和の現在、私たちは様々な形で自分から情報を発信する事ができます。
YoutubeやFacebookなど、ユーザー自身がコンテンツを作っていくメディアの事をSNS(Social Networking Service)と言います。
通信メディアとして、動画サービスとして、ブログ発信ツールとして、SNSのお世話になっていない人はなかなかいないと思います。
実際、ネットユーザーの80%がSNSを利用しています。
その中で、最近SNSのコンテンツに1つの傾向がみられるように感じます。それは「ショートコンテンツの隆盛」です。
各SNSのショートコンテンツは以下になります。
・Tiktok
・Youtube ショート動画
・facebook リール動画
・LINE VOOM
主力のSNSにすべてショートコンテンツが織り込まれています。
どのような背景があるのか、調べてみたいと思います。
①SNSの誕生と、その役割の推移
ひと昔、コンテンツは一握りのメディアが発信するものでした。テレビ、ラジオ、新聞、雑誌など。インターネットが普及する前、情報を調べる術は精々、図書館で図書を調べたり、識者に尋ねたり。
情報が与えられるのを飢えた犬のように待って消費する、そのような構図だったのです。
2000年~2010年代にかけ、インターネット回線の向上、iPhoneの登場、携帯の4G化、キャリアのデータ定額制などSNSが普及する地盤が整い、SNSが大きく広まるとともに情報を皆が発信していく事になっていったのです。
この一連のインターネット市場の変化を「Web2.0」と表現します。Web2.0の特徴とは、情報の発信を望むユーザーと、情報の閲覧を望むユーザーの双方向のコミュニケーションが可能になった事が上げられます。
この時期に、現在の主要なSNSのプラットフォームであるFacebook、Instagram、Twitter、youtubeなどのSNSの普及もあり、様々な情報がスマホ1つで発信、閲覧できる時代になりました。
日本でのWeb2.0の初期のサービスにmixi、Facebookがあります。役割としてはブログツールに分類出来ます。まだスマートフォンが世になかった時代、この2つのサービスはパソコンでの利用を前提に作られたものでした。
FacebookはのちにInstagramを買収し、Googleに並ぶ世界最大のインターネット企業となりました。一方mixiは日本発のSNSで、2000年代は隆盛を極めましたが、現在はFacebookの後塵を拝する形になっています。
スマートフィンが登場し、誰もが発信できるインフラが整った所で登場したのがTwitterです。投稿の即時性と、短文で投稿できる点がスマホユーザーにマッチして、瞬く間に広がりました。
そして、動画配信サービスとして2005年にリリースされたYoutube。パソコン前提利用時代、スマートフォンの普及という壁を乗り越えて、世界のSNSサービスシェアではFocebookに次ぐ第2位を誇ります。
日本でも、子供がなりたい職業にYoutuberがランクインするほど、Youtubeは身近なサービスになっていると言えるでしょう。
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