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Paypayは何故ここまで流行っているの?
子供の頃、未来を描いた映画や漫画が沢山ありました。
その中に、現金を持たずに生活が出来るという「キャッシュレス」がありました。
ICカードを通すと金額と個人情報を読み込み、
口座から即時、もしくは締め日に引き落とされるというものです。
キャッシュカードが表れ、未来予想図は叶ったかと思われましたが、
paypayやLINEpayなどの電子決算サービスの登場で、キャッシュレス決済はより幅が広がりました。
中でもpaypayは電子決済サービスの中でも50%のシェアを誇り、
2位のd払いの16.8%を大きく引き離しています。
Paypayがここまで急速にシェアを伸ばしたのには、何か理由があるのでしょうか。
①従来のキャッシュレス決済と電子決済の違い
キャッシュカード決済、ICカード決済は、決済にそれぞれカードが必要です。キャッシュカードは信用取引の為、誰でもカードを持てるという訳ではありません。各カード会社の審査に通る必要があります。
ICカード決済でシェアを最も得ているのは交通系ICです。
キャッシュカードに比べると入手は簡単で、誰でも手に入れる事が出来ます。
交通系ICは主にコンビニやスーパーで使えますが、飲食店でのシェアは
クレジットカードの58.3%、コード決済の68.4%に比べて33.2%と一番低く
交通系ICが使えない飲食店がまだまだ多いという事実が伺えます。
コード決済はスマホにアプリを入れておけば、コード利用店舗で誰でも決済が出来ます。しかしコード決済は歴史的に後発であり、トップシェアを取るのは簡単ではなかった筈。
Paypayはどのような戦略でシェアを広げたのでしょうか。
⓶paypay拡大の戦略
Paypayは2018年、ソフトバンクとヤフーがQRコード決済事業に参戦するために、Paypay株式会社を設立した事がスタートです。日本の2大通信事業がバックについている為、戦略が計画的かつ大々的だったといえるでしょう。
Paypayは派遣を握ったのは以下2点が理由といえるでしょう。
・店舗の決済手数料無料(3年間)
・大規模なポイント還元キャンペーン
キャッシュカードの決済手数料は3%~10%、交通系ICの決済手数料は約3%です。後発のPaypayは、これに対抗するために、期限付きながら決済手数料無料という戦略に出ます。
かつ、キャッシュカードやICカード導入には、決済端末や対応のレジの導入が必須になります。対してPaypayは、送付されたQRコードを読み取り、店舗はiPhoneやタブレットでサイトから、入金を確認することができるというメリットがありました。
おまけに、先行加入サービスとして、リリース前にPaypayを導入した店舗に
「決済額の1%を還元する」と発表しました。大手企業の普及への力を感じます。
そしてPaypayは2018年11月に、「100億円あげちゃうキャンペーン」を実施しました。
大手家電業界、コンビニ、居酒屋チェーンで加盟店を増やして土台を作った上で、決済金額の20%を全員に還元、1/40の割合で決済金額の全額を還元する大きなキャンペーンでした。
当時宮川大輔さんがCMで盛んにキャンペーンを告知していました。
このキャンペーンの結果、Paypayの普及率は急増し、他のコード決済サービスと水をあける結果となったのです。
③これからのキャッシュレス決済
日本はキャッシュレス決済が遅れています。韓国ではキャッシュレス決済普及率は96.4%なのに対し、19.8%と現金思考が根深く残っています。
しかし、所得が下がっているこの世の中、口座後払いで支払いができるキャッシュレス決済は今後需要が上がっていくでしょう。そして、高額所得者が使えるキャッシュカード。
それと現金代わりにほかの人にも送れ、チャージでき、口座からも引き落とせるQR決済というように、今後使い方がすみ分けられていくのではないでしょうか。