記録の為の旅行記〜果てしなく続く砂漠へ8
今回の砂漠へ行こうと決めた時用意周到ではない自分がこれだけは持って行こうと思い用意したものがある。
・サングラス(安物)
・写真を撮る為のカラー&白黒フィルム&簡易的な三脚
・方位磁石
まずはサングラスについて。
もしこの旅が北欧みたいな涼しいところであれば、買うことはなかっただろう。買うといってもパチモンをあつかう露店で買ったものだが。モロッコという国に対して、そして砂漠に対して灼熱の太陽を勝手にイメージした自分は本能的な購買意欲が起きていた。
そしてフィルム。
当時は言わずもがなI-Phoneなんていう便利なものはなかったし、あったとしてもフィルムカメラへの強いこだわりは持ち合わせていたのでフィルムを大量に持って行くことにした。お気に入りのカラーフィルムはKODAC PORTRA 400NC、白黒は確かTRI-Xだった気が。カメラはいまなお人気のあるRICHO GR1s。カメラとフィルムは旅における自分の相棒みたいなものだ。
最後に方位磁石。
これは自分の命綱だという気持ちで買ったようなきがする。万が一、万が一、モロッコの砂漠で遭難した時とにかく北を目指せば助かるという意味不明な安心感を方位磁石に求めていたのだと思う。一人で砂漠をさまようようなシーンが、何らかしらのアニメや映画で脳に刷り込まれていたのだろう。灼熱の太陽のなか汗をかきひたすらに砂漠の真ん中を一人で歩く、想像しただけでぞっとしませんか? 自分だけか…。
とにかく砂漠初体験だった自分は興奮していたと思う。
知り合いのカメラマンは、「とにかくなんでもいいからシャッターをおせ! フィルムはたくさんあるけど、行ける機会はたくさんはないから」
この言葉は、自分の写真意欲を後押ししてくれた。別段、写真家でもない自分だがいい写真を撮りたいという気持ちだけはフィルムと同じくらいたくさん持っていた。
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一人旅での教訓
1, 砂漠へ行く時のサングラスは安物で
2, 機械と砂の相性はよくない
3, 万が一を考え方位磁石を持って行こう
いつか書いておきたいと思いつつ、ほったらかしにしていた案件を少しずつ書いていくというnote記録です。
気の向くままに、
少しずつ
砂漠までの道のりを記していきます。