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ピナ・バウシュについて。
2009年に惜しまれつつこの世を去ったドイツの世界的天才舞踊家/振付家ピナ・バウシュ。
ドイツ表現主義舞踊の影響を色濃く受け継ぎ、演劇的手法を取り入れたピナ独自の舞踊芸術は演劇とダンスの融合とも言われ、彼女自身は「タンツ・テアター(ドイツ語版)」(ダンス演劇)と呼ぶ[1]。
1983年フェデリコ・フェリーニ監督の映画 『そして船は行く』 に出演。 1999年坂本龍一オペラ 『LIFE』に出演。 2002年にはペドロ・アルモドバル監督作品 『トーク・トゥ・ハー』の冒頭で代表作である「カフェ・ミュラー」を彼女自身が踊っている。
2009年6月30日、ガンの告知を受けた5日後に68歳で死去した[2]。日本では前年(2008年)4月2日の滋賀県立芸術劇場 びわ湖ホールで、『フルムーン』を踊ったのが最後の公演であった。
Wikipediaより抜粋
2011年に彼女の死により制作が中断されていたドキュメンタリー映画『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』が公開されました。
昨夜、2日間限定配信の映画が公開されている事を知り視聴しました。
「ある日、ピナが…、リハーサルにやってきて、私たちに"LOVE"という言葉から何を連想するか聞いたんです。」
1983年制作。国際的振付家ピナ・バウシュをベルギーの映画作家シャンタル・アケルマンが追ったドキュメンタリー。ヴッパタール舞踊団のリハーサル風景、ダンサーたちのインタビューに加え、ピナ自身がインタビューにわずかに答えるシーンが印象に残る。
(公式サイトより抜粋)
ピナ自身が話すシーンはこれまでに観た記憶がなく、とても新鮮でした。
常にタバコをくわえてダンサー達へ言葉少なめに語りかけ、
その言葉を噛み締め飲み込み消化し身体を使い表現しているダンサーがとても印象的でした。
LOVEと聞いて連想するもの、
ダンサーたちは各々が感じた事を表現し、
斬新な演出とダンサーの表現力を引き出す能力がとてもすごいんじゃないかなと推測します。
映画PINAを観たときもそうだったけど、ストーリーを連想させ見入ってしまうほどに美しい人の動き。見る人をひきつけるチカラがとてつもなくあります。
観たこと無い方は是非、ヴィム・ヴェンダースの「PINA」んご覧ください。
何か、なにかが、いいんですよー。