何となくいいなと思っていたものがかなりのお気に入りになる瞬間。青山ブックセンターにて。
参考となる本を探しに青山ブックセンターへ。
久しぶりの青ブック。
お目当ての本を手にカウンターへ行きお会計。
年の頃なら、30代後半男性の店員さんが丁寧な接客をしてくれる。ムダの無い所作でとても穏やかで好印象。
そんな店員さんが領収書を手渡してくれるときに声をかけてきた。
「そのマスク、イケウチオーガニックですよね」
マスク下の口元が見えないという事と、このマスクについて自分がよく把握していなかった事で、最初何を言われているのかわからなかった。
「今治(いまばり)の…」
と言われて「あ〜マスクのことか」とわかった。
「前に、店内のイベントででイケウチさんに来て頂いた事があって。表参道にもお店があるんです」
「あ、それは頂いた方から聞きました。へ〜、このタグでわかるんですね」
「はい、すぐにわかります」
「付け心地とかすごくいいすよね」
マスクが褒められたのだが、自分が褒められたみたいで、とてもいい接客をする店員さんだなと。もちろん裏を返せば,過去にやったイベントのアピール的な意味合いも含んでいるのだろうと想像してしまう自分が少々野暮だなと思いつつ、そんな事をいっさい感じさせないトークだった。
お客様から頂いてつけていたが,まさか本屋さんの店員さんに声をかけられるとは思ってもおらず、何となく付け心地がいいなと思いながらも、どのようなお店でどんな商品なのかを把握せずに使用していた。
でもこのように全く知らない人に
「いいのつけてますね」的な感じでいわれた事で、何となくいいなと思っていたものがかなりのお気に入りになってしまった。このエピソードを今度お客様に伝え、感謝の気持ちを伝えなければと思ってもみた。
何気なく声をかけてくれた店員さんの感じはとても良く、
あらためてネットではなく、人から本やものを買うって良いんだなと思った。AMAZONや楽天についついダイブしポチッとしがちな昨今、このようなコミュニケーションは人と人が接客というスキルををフルに活用できるものなんだなと。
自分で足を運ぶ、並んでいるものを見る、比べる、中を見る、店員さんと話をする、これらは今後も自らが大事にしていきたいなと思った。
毎度、青ブックにいくときに見る風景。
ビルとビルの間に見える空が素敵だなと思いつつ,お疲れ様でした。