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「ひとつひとつの積み重ねが奇跡になった」クラファンを達成して今思うこと。
※基本無料で読めます
こんにちは。会社員をしながら副業でコーヒーをやっている奥田です。NO WAVE COFFEEというオンライン限定のコーヒーショップをやっています。
先日、クラウドファンディングを無事終えました。
内容はコーヒー焙煎機のシェアリングサービス、「シェアロースター」を開業したいというもので、みんなが自由に楽しく、コーヒーの焙煎体験ができる場所を作っていきたいと思っています。
クラウドファンディングとは、「群衆(クラウド)」と「資金調達(ファンディング)」を組み合わせた造語で、「インターネットを介して不特定多数の人々から少額ずつ資金を調達する」ことを指しています。資金調達といえば、一般的に金融機関からの借入や関係者・ベンチャーキャピタルによる出資などがあげられます。クラウドファンディングは、そういった資金調達にはない「手軽さ」や「拡散性の高さ」、「テストマーケティングにも使える有用性」といった点が魅力的な新たな資金調達の仕組みとして近年注目されています。
結果は見事達成でした。
目標金額:120万円
支援総額:133万7千円
達成率:111%
支援者数:174人
ご支援いただいた方、ありがとうございました。
今日はクラウドファンディングを終えたばかりで、いまの気持ちを書いてみたいなと思います。
ひとつひとつの積み重ねが、奇跡になった。
クラウドファンディングが始まる前、特に直前は不安でした。
「支援が集まるだろうか」、「本当に成功できるのだろうか」と思っていました。
クラウドファンディングの全体の成功率は30%と言われており、70%のプロジェクトが失敗に終わっているそう。
今回のクラウドファンディングで集めた資金用途は、コーヒー焙煎機の購入だけでなく、NO WAVE COFFEEのリブランディング費用も含まれています。つまりここから、大きく舵を舵をきって強く踏み出していこうと思っていました。
コーヒー事業を始めて1年経ち、コーヒーを好きになって焙煎し始めてからそろそろ10年が経とうとしています。ここいらで次のステップに進もうと思ったとき、このプロジェクトは絶対に外せないものでした。
今回の目標金額は120万円。それもAll or Nothingといって、達成したら全額振り込まれますが、未達だと1円も振り込まれない方式でした。
All or Nothingの120万円なんて本当に集まる保証はなかったですが、
「やらないと次に進めない」という思いから、このクラウドファンディングを決断しました。
達成できればコーヒーのリブランディングができ、シェアロースター(焙煎機のシェアサービス)も開業し、一気に次のステップに進めます。
ただし失敗すれば、クラファンページ作成の借金と購入を決めていた焙煎機の借金だけが残ります。(焙煎機は50万円の一括払い)
それに今回はプロジェクトページにもデザイナーさんやディレクターさんに関わってもらっていたので、失敗したら彼らの報酬金額も支払えないか、借金をしなければいけませんでした。
つまりは絶対に失敗ができなかったんです。
プロジェクトを始めてみると、最初の3日間は好調でした。特に初日にイベントをやったのもあり、そこで大きく支援を伸ばすことに成功しました。
でも問題はここからで、達成率23%を超えたあたりから実はまったく動かなくなりました。
プロジェクトメンバーには、クラウドファンディングについて熟知しているメンバーも含まれていたのですが
そのメンバーからはこのとき言われたアドバイスがこちらです。
・盛り上がりが見えない
→残り5日の山場を迎えることなく未達成で終わる可能性がある
→達成率低迷中なので、いまいち盛り上がりに欠けたプロジェクトに見える
・必須感が伝わってこない
→応援しがいを感じにくいのでリターンが欲しいかどうかだけの勝負になってしまい、あなたがやるなが出すよって人たちを取りこぼしている
→綺麗にやろうとしている感じ透けて見えるので、応援しがいが感じられない
ぶっちゃけ、「こんなにドライなアドバイスは久しぶりだなあ(笑)」という感じだったのですが、言われていることは間違っていないなと思いました。
僕はクラウドファンディングの現状をそのままSNSで発信し続け、毎日のように飲み会に行っては膝をつけ合わせて一人一人支援をお願いさせていただきました。
さらにはこれまでつながった友人・知人をリストアップし、一人一人メッセージを作り、支援のお願いもしました。
そこから徐々に支援が集まっていきました。
ただしそれでも9/25の残り期間5日時点では、達成率56%。ここから残り5日間、毎日10万円の支援を集め続けないといけないっていう状況でした。
これまでの数字を振り返ると、毎日10万円はなかなか絶望的な数字です。
このときは正直結構ヒリヒリしました。
リスクをとって、これだけギリギリの戦いをするのは久しぶりな気がします。
振り返ってみると、このときは結構楽しんでいたかもしれません。
失敗したら本当にやばいなと思いながら、ギリギリで戦っている状況は結構楽しかったです。
やることは変えず、一人一人お願いしながら、SNSで発信活動を続けていきました。
結果はしっかりと毎日10万円、日によっては20万円以上も支援を集めることができました。
今考えると、奇跡だなあと思います。
考えていた戦略や計画はほとんど通用していないし、最初の設計ミスの部分もあった。そんななかで、よく熱量だけであそこまでいけたなあと、今は思っています。
みんなからの応援もとても力になっていて、友人・知人でDMを送った方の半分以上は支援を入れてくれました。
これは本当にありがたかったです。中には5年ぶりに連絡をとって、支援と応援コメントをくれた人も少なくありませんでした。
今回のプロジェクトを通して1番感じたことは
「ひとつひとつの行動、ひとつひとつの応援が積み重なっていくと、こんなに奇跡的な結果につながるんだな」ということです。
奇跡って、こうやってできてるのかもなって思えました。
応援してくださった方、ご支援してくださった方、本当にありがとうございました。
おまけ
これからクラウドファンディングに挑戦したいという方に向けて、
今回のプロジェクトの日ごとの訪問者数のグラフと、支援金額のグラフをここに貼っておきます。
達成目安のラインや、総訪問者数、支援者数(UU)、支援率なども記載されているので、よかったら参考にしてみてください。
また無料でクラウドファンディングの相談とかも受け付けているので、よかったらご連絡お待ちしております。
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