【タスキ】2022年の目標と新会社設立経緯について
明けましておめでとうございます。恒例の元旦の目標設定、そしてその前から書きたかった新会社設立の経緯について書いていきたいと思います。
・新会社設立しました
2021年11月5日、新会社である株式会社ShinwaACを設立しました。これまで家業である株式会社新和工芸で2年程新規事業として取り組んでいた不動産鑑定業を独立した形です。
新会社設立の旨を報告すると、「順調なんですね!」と仰って頂くことも多いのですが、実際はまだまだ手探りの部分でもあり、元々想定していた安定稼働の時期からは大分見切り発車です。
そして、元々の話をすると、この話は親子喧嘩から始まっています(笑)
この記事を書いてから、半年程掛けて家業の決算書や売上台帳をひっくり返し、家業の分析を始めました。恥ずかしながら、実績数値を分析するという慣習も無く、何なら事業計画や年次の目標数値も無い当社。売上も生の数字をエクセルに落とし込むという地道な作業の繰り返しでした。
売上の分析に当たっては、季節別、施工分類、単価、頻度等を顧客毎に落とし込むました。結果として、自分自身が立てていた仮説と大きくブレは無かったのですが、数字として把握することで仮説に厚みが出た感があります。
オープンに出来る範囲で言うと「このままじゃヤベぇ」というのが率直な感想でした(笑)
ただ、家業に入り2年弱程経ち、新しいことをやることの難しさ、社長である父との関係性の難しさをひしひしと感じていました。何か新しいことをやるにも大きな変化を起こすにも、新しい会社を立ち上げることが最善手ではないかと考えました。
しかし、ここからはとても悩みました。新会社設立を考えたものの、「自分は家業と向き合うことから逃げているだけじゃないのか」「社長(父)との関係性だけで判断してはいないか」と常に悶々としていました。
↑超悶々としていた時期(笑)
最終的に決意したのは、社長である父に話した時です。実際のところ、新会社に対して父からはポジティブな反応は返って来ませんでしたが、自分で口にして思いました。
「あぁ、オレ自分でやりたいんだな」
出島戦略の話を取っても、ご自身でベンチャーを立ち上げ家業に入ったアトツギも少なくありません。自分は人より優れたところもないと思っていましたし、元々継ぐことを目標にしていたタイプだったので、自身での起業なんて全く想定していませんでした。
それでも言葉にしてみると、自分の力でやりたいという気持ちが湧き上がってくるのを感じました。そうして、父からの了承も得て、新会社設立に乗り出します。
・社名に込めた意味
会社名にShinwaを入れたのは、家業との繋がりを意味付けたのと、これから家業に対して変革を起こすという覚悟も込めました。
ACは一義的にはAsset Consulting(アセットコンサルティング)の意味ですが、今後色んな意味を付けたせるようにと思い付けました。秋田から繋げていくという意味からAkita Connect、空き家の事業を念頭に置きAkiya Counseling等々。色んな意味合いが会社に付け足されていけばいいなと思っています。
家業と新会社の事業が大きく異なるので、その関連性が分かりづらく感じるかと思いますが、看板の事業と不動産の鑑定業、そしてその間を繋げられる事業の展開を今後していくつもりです。
・2022年の目標について
今年の目標は以下の通りです。
1、全社について
家業である看板業と新会社を繋ぐサービスを開始します。これはマーケットのサイズも、スケール性も問いません。アウトプットとして、1つでもサービスを世に出すことを目標にします。
2、家業について
看板業の属人性にテコ入れします。誰かがいないと回らない組織ではなく、全社で一丸となって組織を動かす体制を構築します。
3、新会社について
まずは初年度の黒字を目指します。新しい挑戦をするからには結果にこだわり、成果を追求します。
4、広げる動きについて
秋田のアトツギ、起業家100人に会う企画を達成します。アトツギU34を始めとしたアトツギの交流に注力します。特に今年はリアルでアトツギ達に会いに行きたい。
・Just do it
色々と書きましたが、正直まだ何も成し遂げてはいませんし、全て始まったばかりです。まずは目の前の一歩一歩を積み重ね、2022年を始めたいと思います。
行動を起こさなければ、何も変化は起こせません。どんな道でもまずは自身の一歩から。今年もよろしくお願い致します。