【東京23日】8日目かつての上司と飲みながら
かつての上司と飲んだ。
鑑定知識もさることながら、仕事に熱くて向上心があるその人に惹かれ僕はこの会社に入ったようなものだ。
その上司がなんとなくだけど迷っているように見えた。多分僕には見えないいろんなものごあるんだろうとも思う。
端から見れば栄転でこの業界ではそこそこの規模の会社ではあるから、順風満帆に映るかも知れない。
けれど、最近思うのは端から見た評価なんて何の意味もなさないということだ。
今回の上司の話だけでなく、30代に差し掛かった僕らの世代でも悩みを持つ人は少なくない。
しかも、彼ら彼女らは端から見る分には驚く程に順風満帆で、どこどこの企業のマネジメント職に就いたとか年収が1,000万オーバーだとか親の後継いで社長やってるとか…
端から見れば羨ましいなぁと思うにも関わらず、だ。
一方で長年勤めていた会社を思い切って辞めて、フリーになってイキイキしてる人とか、唐突なキャリアチェンジをしながら転職して良かったと語る人とかもいる。
端から見れば、その選択で大丈夫?と心配に思ったにも関わらず、だ。
こうして考えてみると端から見えるものって言うのは、表面的なものでしかなくて、その人の本質的な部分は別の場所にある気もしてくる。
年収、企業の知名度、役職、職種…
ついついそういう“端から見た状態”に目が行くけれど、もっと踏み込んでその人の価値観とかぶっちゃけた想いとかそういうものを聞ける人間にワタシハナリタイ。