【タスキ】秋田に戻って事業承継します⑤家族の話
「私とこの子はこれから秋田に行くのに、そんなネガティブなことばっかり言われたら不安にしかならないよ?」
これは前回言っていた秋田行きにネガティブな発言をしていた時に妻に言われた言葉です。
妻は私にその時に必要な言葉をビシッとくれる人で、そういうところにいつも感謝しています。素晴らしい人です(ノロケです)。
事業承継に当たり、正直家族のことがやや不安です。
というのもこれまでは家族の時間が比較的取れていたからです。妻の里帰りが終わった頃に退職の旨を職場に伝えたのもあり、ある程度仕事は落ち着いていました。
また、仙台は妻の実家にも近く、妻の精神衛生的にも良い環境だったと思います。
それが、私も今後立場も環境も変わり忙しくなることは間違いないし、実家も遠くなる。これから娘の行動範囲も広がってくると妻の負担は増してしまうのではないか。ここがとても悩ましい。
そして、私にとって家族との時間の優先順位はとても高いものでもあります。娘の成長に出来る限り携わりたいですし、妻との時間も大切にしたい。
そのためにどうすべきか?
明確に一つ一つに答えが出ている訳ではありません。ただ、一つ妻と約束していることがあります。
それは、お互いに本音で話す時間を持つこと。
新生児の時に比べて娘も昼夜の区別も付くようになりました。夜の寝かし付けを終えてから、私と妻は2人で話す時間を持つようにしています。
仕事の話、プライベートの話、娘の成長や変化等々。話し過ぎて時間が経ち過ぎていることもしばしばありますが、この時間スゴい大切だなって。
思うに、夫婦間で不満が出る時ってバランス感が取れていないからではないかと思います。
「なんでオレ(私)ばっかり」
こうなると不満は蓄積していくと思うんですが、得てしてこういう時は相手の立場を思い遣れていないケースも多い気がします。
確か、自分の小さな「箱」から脱出する方法という本にも似たようなことが書いてあった記憶があります。
要は、ベクトルが自分にしか向いていないんじゃないかと疑ってみるのが大事だなと思うんです。相手の立場に立つ、そのためにも会話は必須だなと。
世に言う地雷発言として「子育てとは言え家にずっといるんだから楽なもんでしょ?」というのがあります。
これ実際にやってみると分かるんですけど、全然楽じゃないんですよ。私は何回か妻の外出に当たり子供見てたんですけど、知らない世界がたくさんありました。
突如泣く、なかなか寝ない、泣いてる原因が分からない、まとまった時間は確保出来ない、こちらの都合は御構い無し。数時間でこれです。楽とか言われたら殺意湧くと思います。
だから、相手の立場に立つ。そのために会話は必須だし、出来ることなら自分で経験することも大事。そうして見えることたくさんあります。
秋田に戻ってからは今一度生活の見直しを求められると思うんですが、妻と娘と一緒に考えて生活をアップデートしていきたいと今は思っています。