【東京23日】11日目いったい何に腹を立てているんだろう
芸能人の成宮寛貴さんが芸能界引退を発表した。その全文を読んで僕はなんだろう無性に悲しくなった。
記事（フライデー）の詳細は読んでいないのだけれど、この手の記事はいったい人をどこへ導こうとしているのか。
薬物云々の真偽の程は分からないが、こうして標的を定めて袋叩きにしてボロボロにして、そうしてどうするんだろう。
この件だけでなく薬物に手を染めてしまった清原氏、ASKA氏への報道の仕方とか、ここ一年の不倫の報道、SMAPの解散騒動とかを見るに、何か叩く相手を見つけることが先に立ってやしないかと思ってしまう。
正直、キレイなことばかり言えない。なぜならこういう報道が出た際にしたり顔でああでもないこうでもないと言ってみたり、不倫ネタは飽きたよなんて言いつつその記事を追ってしまう自分もいたからだ。
あくまで自分の経験に基づけば、こういうネタに自分が喰い付く時は二つあって、一つは自分が上手くいっていない時、もう一つは暇な時だ。
現に自分が何かに打ち込んでる時、夢中な時、必死に何かをやっている時は、（芸能人の方には悪いけれど）芸能ニュースがちっとも入って来ない。
もし、そうであるとすれば、芸能人のスクープは誰かの憂さ晴らしや暇つぶしなのだろうか、だとしたら悲し過ぎる。
本当の本当に本気で各種のニュースに怒りを覚えている人は少数なのではないかと僕は思っていて、何か怒りやモヤモヤの矛先に誘導するような報道が多いような気がする。
自分の抱えている葛藤や怒りを他に向けることも人間あるかも知れないけれど、なんとか自分で解消出来るように頑張ってみようと僕は思う。
僕はメディアの専門家でもなんでもないんだけど、こんな悲しい文章が出るのはやっぱりちょっと嫌なんです。