【Re:】30代ラスト1年になって会社も3期目が終わる話
2024年6月24日で39歳になりました!毎度のことですが、私の誕生日は1年の概ね折り返し、会社の期末にほぼ被るのでとてもいい時期です。サボりまくっていたnoteも更新する良い機会になりました。
公私共に色んな動きがあったので、自分の頭の整理も兼ねて振り返っていこうと思います。
甲区に名を刻みました
さて、この度不動産を購入しました。普通に住宅です。長女が小学校に入る前には確定したいと思っていましたが、土地が決まらず苦労しました。
ちなみに私の仕事は不動産鑑定士、お得に不動産購入も出来るのか?
出来ません!寧ろ買い進みです笑
でも、良いかなと思っています。土地は仕事並みに力入れて調べましたが、良いところだと思っていますし、いいものは相応の価格がするのは当然です。
建築費の高騰はよく言われるし、秋田市も住宅地域の地価上昇は続いてます。買い時かと言われるとそうではないかも知れませんが、個人のライフサイクルと不動産の価格サイクルが合うことは稀かなと思います。
不動産業界でよく言われる「考えるな、買え」は言い得て妙だなと思いました。
また、こういう仕事をしていながら不動産購入の経験がないことにコンプレックスも感じていたのですが、1エンドユーザーとして学ぶこともたくさんありました。
ハウスメーカーさん始め、関連会社の方との繋がりも広がったので総じて良い機会になったと思っています。(頑張って返済しなきゃ笑)
本社を移転します
来期は本社を移転することにしました。これまで秋田市運営のチャレンジオフィスあきたに在籍しており、在籍出来る期間はもう1年あったのですが、ややフライングでの移転になります。
不動産鑑定士は自宅兼事務所の方も多いと思いますし、当社もこの2年在宅ワークを併用していました。ただ、幼い子供が3人いながらの在宅ワークに限界も感じたのに加え、ありがたいことにお声掛け頂く場面も増えてスペース的にも手狭に。思い切って移転に踏み切りました。
固定費だけ考えれば早めの移転をする理由はないのですが、2期後に思いっ切りアクセルを踏む予定なので、組織整備も兼ねて早めの投資です。
ぶっちゃけ家賃とか固定費とか含め不安はいっぱいありますが、それでも毎期チャレンジをすることが新しい道を切り開くコツだというのが経験則なので、決めた道を正解にしていきたいと思います。
削ぎ落とされて残ったもの
30代もラストイヤーとなりますが、なんだか色々削ぎ落とされた感があります。
学生の頃、サイバーエージェントの藤田さんや楽天の三木谷さんに憧れて、自分も何か大きなことをやれる人間になるのだと思っていたものです。
社会に出てから色んなものをへし折られ、現実を見せつけられたりもしたけれど、どこかで「自分には何かが出来る」と思い込んでいた節もあります。
ただ、今振り返ってみて思うのは、「自分には何かが出来る」のベクトルがとにかく自分に向いていた気がします。自意識の固まりだったんでしょうね。
若かりし頃はそれが勢いとなり、行動を呼び起こすところもあったと思うので必ずしも悪いとは思っていませんが、やはり大切なのはその先にいるお相手だと思うんです。
結局今残っている気持ちは「もっといい仕事がしたい」「依頼して頂いた方の役に立ちたい」、これに尽きます。ShinwaACとしての経営理念は未だ定めておらず、それにも理由はあるのですが、そろそろ会社としての方向性を確定させたいという気持ちにもなってきました。
フェーズが変わってきた気がする
創業来、「どうやって生き残るのか」のラインにいた気がします。創業当時は公的評価もフルで入ってなかったのに、なんか「イケる!」って感覚でいました笑
今振り返ると怖くて出来ないですが、物事勢いも大事ですね。
結果として綱渡りながら事業を進めてきましたが、今年で秋田に戻り丸5年。ちょっと風向きが変わった感はあります。
いえ、気を抜くと普通にダメになると思うんですが、「フェーズが変わってきた」という感覚があります。少しずつではありますが、積み重ねてきたものが実り始めた気がするんです。
割とせっかちなので、ついつい早い結果を求めてしまうのですが、種を蒔いてから花開くまではそれなりに時間も要るし、コツコツやり続けることは重要という当たり前のことを再確認しました。
真摯に向き合う
28歳の時に初めて短答式試験を受け、30歳で不動産鑑定士の論文試験に合格。2年間の実務修習期間を経て32歳の時に不動産鑑定士になりました。34歳で秋田に戻り、家業の新規事業としてスタート。36歳で別会社としてShinwaACを立ち上げました。39歳になったので10年以上はこの業界にいることになります。
受験生時代からお世話になった三友システムアプレイザルの東北支所で登録後も勤務していましたが、証券化の案件や首都圏の評価経験は乏しく、それを引け目に感じていた時期もあります。
また、私はキャリアが人材系の営業・人事、Webマーケのベンチャーと来ていて不動産とは全く別畑だったので、不動産業界での経験がなくて良いのだろうかという葛藤がありました。
秋田に来てからは来てからで、家業は全くの別分野のためゼロイチで仕事を創る難しさにも直面しましたし、戻った当時は相談出来る先もあまりなく、本当に大丈夫かと自己への猜疑心が相当にありました。
共通するのは、ずっと何か「足りないものばかりに目が行っていた」ということだと思います。他人と比較して落ち込んだり、自分の実力の無さに凹んだり、まあそれは今もです。謙虚な姿勢は保ち続けなきゃいけませんし、学ぶことにも貪欲でありたい。
ただ、最近は目の前で求められていることに真摯に向き合い、力を尽くそうとも思えるようになりました。漠然とした憧れとかではなく、具体的に今自分に出来ること、求められていること、やりたいことと向き合おうと。
そういう意味で今が一番仕事と向き合えているし、面白味も探求心も高まっています。「四十にして惑わず」まで行ける気はあまりしていませんが(笑)それでも、向かうべき道がこの年でようやく見えてきた気がします。頭ではなく、腹で決まった感覚です。
小さなことにくよくよしろよ
幻冬舎の見城さんの言葉だったと思いますが、今の自分には必要な言葉だと思います。小さな一つ一つの仕事にキチンと向き合い、時にくよくよしながらも前に進んでいこうと思います。
期末やら地価調査やらで相も変わらずワタワタしていますが、30代最後も真摯に一つ一つに向き合って頑張っていこうと思うのでした。