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【かぞくのかたち】親、はじめました

平成31年1月31日。娘が産まれました。
今の気持ちを出来るだけ日が経たない内に記録しておきたいと思って書き始めています。
何回かに分けて書いていくと思います。

今日書きたいのは、親はなるもんじゃなく始まるもんだってことです。

私は元々立会い出産を希望していました。友人がスゴく良かったと言っていたのもそうですが、立会いって人生においてそうそう出来ないなと思ったんですよね。ビッグダディでもなければせいぜい数回しか経験出来ないじゃないですか。

まして自分は男。人が人を産むってどういうことなんだろう。純粋な興味もありました。

あと、前の記事でも書いたんですが、男ってやっぱり女性と比べて、親になる自覚を持ちづらいと思うんですよ。

つわりがある訳でもお腹が大きくなる訳でも胎動を感じられる訳でもない。妻が着々と(身体的にも精神的にも)母になる準備をしているのに比べて、少し置いてけぼりにもなるんですよ。

だからこそ、自分も出産の現場に立ち会いたい、同じ時間を共有したいと強く思っていました。

甘かった。。。

陣痛に苦しむ妻の腰をさすりながら思ったのは、男の無力さ。同じ時間を共有?どこが?と。

もうとにかく自分に出来ることをやるしかないと、腰をさすって、水分渡して、うちわで扇いで、汗を拭いて、声掛けて励まして、それでも圧倒的無力感。

そんな無力感の中、頭まで出てきてからはスルッと出て来てくれて、産声聞いた時には今まで感じたことのない感情になって普通に泣いてました。あの感情は今まで感じたことのないものだったなぁ。

何にも出来なかったなぁと思ってたのに、出産後妻が「いてくれたお陰で出産を乗り越えられた」って言ってくれた時、泣くの必死で堪えてました。こっちの感謝しかないのになぁと。

いざ産まれたての娘を見て意外だったのは「あ、全然達成感ではない」ということで。
もっと親になったぞー!的な気持ちが湧くと思ってたんですよね。

けど、意外と極端な変化はなくて。勿論かわいい、勿論愛おしい、勿論とても大切な存在なんですが、「親になった」では確実にない。「ここから親としての自分がはじまるんだ」という感覚の方が私は強く感じました。

それでも、身が引き締まるような感じとか、こう自分の芯みたいものが出来たような、そんな感覚があるんですよね。これが自分にどんな変化を起こすのか少し楽しみだったりします。

出産後妻が色々と大変だったんですがそれは次の話に。

#かぞくのかたち #出産 #立会い #子供

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