【タスキ】スタ★アトピッチJapan開催中!
さて、前回も書きましたが、スタ★アトピッチJapanという日経新聞主催のピッチイベントの東北ブロックに参加しております!投票されると泣いて喜びますので、ご興味ある方は是非!
ピッチの内容は不動産鑑定評価を事業承継対策に使えるケースがある!という言わば「認知」という点に焦点を当てております。noteではもう少し踏み込んで既存事業との兼ね合いと不動産鑑定業の特性について書いてみたいと思います。
既存事業との兼ね合い
「看板と不動産鑑定って全然違いますよね」って結構よく言われます。
「鑑定っぽくない社名ですね」名刺交換で大体言われる。
実際にビジネスモデルは全然違うし、業務という点では全然被りません。ただ、面白いことに顧客は意外と被ります。
弊社は昭和40年創業のいわゆる看板屋ですが、地域金融機関と長いお付き合いがあります。金融機関は担保評価を始め、最近ではそれこそ事業承継やM&Aで評価を取るケースもあります。
また、直接的顧客ではありませんが、顧問税理士の先生は鑑定の方で幾つかお仕事を頂戴しました。正に事業承継絡みの案件がメインで、今回のピッチもその案件の中で事業者さんのお話を伺う中で考えたことになります。
結局何が言いたいかというと、今まで会社でやってきて使える資産って結構あるなと思っています。ここで言いたいのは、地元のお客様の繋がりが新規事業においても資産になっているということです。
どうしても直接的な事業とのシナジーってよく言われるんですが、使えるのはそれだけでもないのではないかと私は思っていたります。
今回ピッチ内容ではアトツギによるアトツギ支援として、鑑定評価の活用を謳っていますが、事業者さんが店舗等の場合は看板の補修やリニューアルなんかの場面でもお手伝い出来ないかとか、既存事業とのコラボも検討中です。
不動産鑑定業の特性
不動産鑑定業の特性として、地方ほど公的評価の割合が高く、都会程民間評価の割合が高い。これは一般論として言われることであり、鑑定業者の事業実績や実際の地元の方のお話を聞いてもあまり間違っていないかなと。
私自身は公的な評価は一つの指標として重要だし、意義深いものだと感じています。一方で、鑑定士も高齢化が叫ばれる中で今後AI等による代替可能性は割と現実味を帯びてきているようにも思えます。
さいたま市では固定資産税業務にAIを活用するというリリースもあり、こういう流れが加速度的に増すのは時代の流れかなと。
あまり過度にAIが~というのは好きではないのですが、既存の業務の価値を再考する必要があるのは確かだと思っていて、そう考えた時に顧客への提案や相談に乗れる体制を早い内から作っておくことも手かなと思っています。
私はこれまでの評価業務が殆ど民間だったこともあり、案件の相談や込み入った情報の交通整理をして評価に繋げるという経験も多くさせて頂きました。被災地の評価や再生絡みの評価もさせて頂いたお陰で、カオスな状況を形にしていく対応力は鍛えられたように思います。
よく言ってるんですけど、事業承継で鑑定使うって新しい話ではありません。でも、特に秋田や地方都市ではその鑑定自体の認知度が超低いので、一つ今回のピッチも使ってテコ入れしたいなーという考えです。(正直に言えば自社のプロモーションも兼ねられるし)
あと、実際に自身がアトツギなので事業承継絡みの案件は力入りますね。秋田は本当に事業承継で悩んでいらっしゃる事業者さん多いので一助になれればうれしいなと。
さて、ピッチの掲載期間は来年1月5日までとのことですが、12月も中盤折り返し。師走の名の通り走り続けたいと思います!