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【徒然】4月
4月。1年の内もう1/4が終わったかと思うとそれこそ嘘なんじゃないかと疑わざるを得ない。
4月。出会いと別れの季節。
仙台という都市は支店経済だとよく言われるが、ここ数年見送る側に立つことが多い。
とても寂しい。
これまでは見送られる側に立つことが多かった。もちろん見送られる側にも寂しさはあるんだけど新天地への気合いみたいなものもある。
よし、がんばるぞ、と。
そして実際に新天地に出向けば、新しい環境でめまぐるしい日々を過ごすことになる。寂しさの余韻に浸る暇もない。
一方で見送る側は見送った後もそこにいる訳で、否応にもその人の不在を感じさせられる。
いつもいた場所にその人がいない。一緒に飲みに行った場所に、一緒に仕事をした場所に、その人はいない。
いないがあり続ける。
前クールのドラマ、カルテットでもあった
いなくなるのって、消えることじゃないですよいなくなるのって、いないっていうことがずっと続くことですいなくなる前よりずっとそばにいるんです
という言葉を思い出す。
いないを感じるからこそ、一緒にいられるその瞬間のありがたみみたいなものもあるのかも知れない。
そして、そんな風に寂しいと思える人たちと出会えたことに感謝したいなぁと思うのである。
4月。出会いと別れの季節。別れを経て新たな出会いもしていきたい。