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【月刊タスキ】2020年の振り返り

「開発では自らもユーザーであるという立場で考え、お互いが感動できるモノやサービスを提供していました。しかし、ビジネスモデルとしては不完全な形だったんですね。ビジネスというのは、モノをつくるのが半分と、あとはお客さまにどうやって手渡すかっていうのが半分だと思います。後半のほうがThe Snow Peak Wayを反映していなかったのかもしれません」

ゼロからつくるビジネスモデル P63より引用

さて、2020年も残りわずか。当社は本日が全体としての仕事納め。明日は一部現場があるので終わり次第終了です。今日が区切りでもあるので、2020年の振り返り行っていきます。

・1年間は結構長い

年の瀬になると今年もあっという間だったなぁと言いがちですよね。けれど、1年間という時間があれば結構物事動くなと実感しました。

例えば、私は自身で月次の目標設定と振り返りをしているのですが、1月の目標にはこういう項目がありました。

・紙伝票を廃止する。
・HP制作に当たりHP制作業者を探す。
・ネットバンキング導入までの道筋を考える。

経理のシステム導入もHPもネットバンキングも今となっては当たり前ですが、今年からやった施策だったのかと自分で驚きました。いつも全然まだまだだなぁと思っているのですが、年間単位で見ると少しずつでも前進しているのを感じられるので振り返りは大事かなと思います。

・打席に立ち続け、狙い球を絞る

今年1年は社内に対しても厳しいことを言い続けた年だったと思いますが、そうした状況の中でも打席には立ち続けることは出来ました。1年前は入社4ヶ月、イキって空振った施策も数知れず、それでも打席に立ち続けることは出来たと思います。

大切なのは打席に立ち続け、スイングすることだと思っているんですが、狙い球を絞ることもまた大事と思っています。以前、「ベンチャー型事業承継」トークセッション ~集まれ、北のアトツギたち~ in空知に登壇された一鱗共同水産株式会社の本間雅広氏がこんな趣旨の話をしていました。(アーカイブ残ってなくて、自身の記憶頼りなので少し曖昧ですが。)

アトツギだからこそ、自身にしかチャレンジ出来ないところで勝負した方がいい。既存の枠組で勝負せずに自分だからこそ出来ることで勝負する。

これは本当に大切な視点だと思います。私、僕のヒーローアカデミア好きなんですが、このセリフもまた気に入っています。

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いいかい戦闘ってのはいかに自分の得意を押しつけるかだよ

行動は大事、だから打席に立ち続けスイングする。ただ、闇雲にスイングするのではなく、自身の特性や強みが活かせるところにbetしてフルスイングする、かなと。

地方中小企業は基本全てリソースが足りていないんですよね。だからこそ、やると決めたら自分のフィールドに引きずり込んで勝負する視点も大切だなと思いました。

・来年に向けての方向性

ここで冒頭の話に戻りますが、来年のぼんやりとした仮説として「お客様に価値をどう届けるのか」この設計に注力したいと思っています。

というのも当社。看板を始めモノを作ることに関しては、意識が高いのですが、それを売ったり、どのような価値を持っているか伝えることについてはめちゃくちゃ疎いんですよね。

よくアトツギ界隈でアンゾフの事業拡大マトリクスが話題になります。

この話聞くたびに思うのが、まだ既存市場やり切ってないよね?ということなんですよね。新市場開拓も新製品開発も良いし、考えていない訳ではないですが、まず既存市場をやり切りたいし、そこでやり切ったからこそ新しいものが見えるとも思うんです。

だからこそ、一つ方向性として顧客へ価値を届ける導線の設計に注力してみようと思います。手始めに年明けに地銀のビジネスコンテストに出場予定です!

さて、もうすぐ2021年、どんな年でも新しい年の始まりはワクワクしますね!来年もまずは明るく元気にやっていきます!本年もお世話になりました!



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