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ぶらりの途中でお粥に出会った

上野公園の撮影を終え、次は根津神社に向かいます。その道中、何となく目についた看板に「傳粥(でんがゆ)500円」とあります。おかゆ?なんだ?と気になり立ち止まりました。表のいで立ちから、どうやら古民家をお店に改装した定食屋さんのようです。
早朝の撮影でかなり体も冷え、歩き回って小腹も空いた頃合いだったので、ふらりと入ってみることにしました。

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とりあえずお粥ください

お店に入ったのは9時少し前。入ってから店員さんに聞いたところ、実は9時開店だったらしい。ちょうど営業中の札を出したところだったようだ。急にすみません...。

カウンターに通され、改めてメニューを閲覧。入る切っ掛けになった「傳粥(でんがゆ)」を注文。

100円プラスで卵粥にできるとのことでしたが、今回はシンプルに普通のお粥をチョイス。

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メニューを眺めつつ『期間限定☆』がどういう意味なのか店員さんに聞いてみたところ、本来は定食屋だけど店長さんが産休に入っているらしく、その間のみお粥のみ出すようにしているとのこと。なるほど。

大きなアジフライの定食が人気らしく、店長さん不在を知らずに訪れた常連さんが残念がるとのこと。それはぜひとも食べてみたいので、店長さん復帰の頃に再度訪れよう。
来年1月に復帰されるそうです。

純和風で落ち着いた店内にほっこり

お粥が来るまでの間、カウンターからお店をぼけーっと眺めます。和家具や和雑貨が飾られた店内に静かな時間が流れていて心地よいです。

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やさしい味付けのお粥にほっこり

待つこと10分くらいで、注文したお粥が用意されました。
お品は、おかゆ、お味噌汁、イカの塩辛、ささみの煮物(ワサビ風味)、ちりめんじゃこ。

おかゆは薄目の出汁で味付けされているとのことで、お好みでお塩をどうぞ。

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お粥はとてもやさしい味。出汁の風味はほのかに感じる程度で主張してこないから、さらさらと食べられます。付け合わせの小皿はどれもご飯が進む味付けで美味しい。
量があったらご飯三杯いけるやつ。

おかげさまで冷えた体もずいぶん温まり、お腹も満たされました。
が、食事前からずっと気になっているものが...。

もう大福食べるしかないよね

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席についてから、さらにご飯を食べている間も、なんだか甘味なワードが視野にずっと入ってきます。写真では抹茶の生クリーム大福しか見えていませんが、それ以外にもカヌレとスコーンがあるようです。

自家製か伺ったところ、カヌレとスコーンは自家製、大福は仕入れているとのこと。お茶屋さんから茶葉を仕入れて作られているという追加情報まで。

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来ました~。濃い抹茶の生クリーム大福。どんなものかと中を覗いてみると、こんな感じ。

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フォークでちぎったので少し汚いですね。
抹茶生クリームをこし餡で包み、さらにお餅で包む、というレイヤードでした。

お味の方も十分満足。確かに濃い抹茶。甘くてほろ苦い。食レポできないのでこんな表現しかできないですが、おいしかったです。

年明けにまた来てみます

ふらりと立ち寄ったお店でしたが、とても気に入りました。
最近は前知識無しに飲食店に入る機会もめったになくなりました。大した高級店に入るでもないのに失敗を恐れて、評価サイトの数字と口コミの誘惑に負けてしまう昨今です。

そんな今だからこそ、こういった偶然の出会いを大切にしたいもんだと何となく感じたり。

当然このお店も評価サイトに掲載されているはずですが、敢えて見ないでおこうと思います。アジフライ定食の評価は、来年1月までのお楽しみにして。

よろしければ次回もご覧ください。では~

八代目 傳左衛門めし屋


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