就活の面接なるげに怖ろしきもの

先月就活が終わった。
私は昨年6月頃からインターンシップや業界研究、社会人訪問や就活相談などを始めて、比較的早期から一所懸命やってた方の就活生だった気がする。

本選考が始まる前の段階で、1日インターンシップやイベント、説明会などでいろいろな会社に行くのはわりと楽しかった。「就活」といえど、半ば物見遊山的な感覚でもあり、まだまだ「自分がそこで働く」ということをしっかりと意識してもいなかったからだろう。(もっとまじめな就活生は意識を高く持っていると思うが)

そんなお気楽な私でも、本選考のためのエントリーシートを書き、面接に行くような段階になった途端、強いプレッシャーやストレスを感じるようになった。特に、人と話すのが得意でない私は面接に不安を抱いていた。いわゆる「圧迫面接」の体験談などを読むたびに怯えていたのだ。

そんなこんなで数社の面接を受けて、それなりに通ったり落ちたりもして、自分なりに気づいたことがある。

それは、就活での採用面接は基本的に就活生の人格や人間性の優劣を判断し測る類のものではないということである。

ものすごく当たり前だけど、面接官の着眼点というか、合否の判断基準はおそらく大きく分けて以下の二つなのではないかと思う。
①その仕事ができそうか/できるようになりそうか
②一緒に働きたい(社に馴染めそうな)人柄か

まず①は大切だ。
一般的な新卒の就活生がすぐにできることは少ないので即戦力として期待されることはあまりないと思うが、少なくとも「教育すればできるようになりそう」と思ってもらえなければ採用はされないだろう。
就活生としては、事前に自分の志望する職種がどういう仕事をどんな風にするのか、どんな働き方でどんな生活になるのかをできるだけ調べ、それを自分ができそうかどうかを想像して考えておくことが必要になる。
要するに自分がその仕事をすることを現実として真剣に考えているということを面接官に伝えられなければならないのだと思う。真剣に考えてみた結果、やっていく自信がないと思ったなら、志望職種や業界などを考え直したほうがいいと思う。
それでもやってみたいと思うなら、どうすればやっていけるのか自分なりに考えることが必要。

①に関する対策はインターンや社会人訪問などをやっていればその間に自然とする努力である程度どうにかなるが、②は難しい。ほとんど運と縁じゃないかとさえ思う。特に大企業なんかはたくさんの多様な社員がいるわけなので。
これについても、インターンや説明会があるなら行ってみて、社員と話してみるくらいしかやれることはない気がする。バイトや長期インターンなどができたら会社の雰囲気がわかるので良いだろうけど、そういうことができる会社は少ないし、一社一社にそんなに労力をかけられない。
できる範囲で機会を見つけて、その会社の中に自分が入っても無理してキャラを作らずに働けそうかどうかを考えてみることができればいいと思う。

まとめ

なんだかんだ言って、面接重視・人柄採用とかいうのは私のようにコミュ力の低い人間にとって恐怖の対象だし、面接で落ちると人間性を否定されたような気がしてとても傷つく。

でも、面接で測られているのは
「私が善人/高潔/優れた人柄…etc.である」
かどうかではなく、
「私がそこで働ける人間である」
かどうかでしかない。

このことを意識すれば、面接で落ちてもそんなに落ち込むことはないのだ。
「求める能力がないor気が合わない」と言われたのであって、「ダメな人間だ」と言われたのではないのだから。

それだけを言いたくて、今回は就活生向け自己啓発みたいな記事になってしまった。
これからはもっと面白い文が書けるようになりたい。

#就活 #面接

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