【台湾一周歩き旅第13日目】台風ヤバい?
多良→獅子
49キロ
・「生米」事件
・台風ヤバい
・西海岸へ
■「生米」事件
生麦ではありません
早口言葉でもありません
昨日の晩御飯でしでかしちゃいました
ご飯を炊いたら生煮えご飯ができちゃいました
風が強い中、外でご飯を炊き、
温度が上がりきらないまま炊き上がり
結果的に生米が混じった
炊き上がりになってしまいました
生米!食べられたものではありません
…
考えてみたらこうなる伏線が
いろいろあったんです
現地に行ってから泊まる場所を
コミュニティセンターから駅に移したこと
しかも最初は下見のつもりで
カートを置いて行ったので
余計に往復する羽目に
さらにいただいたフルーツ「釈迦」が
エコバッグの中でぐちゃぐちゃ
「お釈迦」になりかけ
→釈迦救出&エコバッグ洗濯
などご飯前にバタバタしてたんです
いつもはテントの中で炊くご飯を
テント設営前から
屋外で炊くことになりました
しかも、ご飯の量が鍋に対しちょっと多め
しかも水は若干少なめ
などなど悪条件が重なりました
結果、1割程度は生米、というか
炊き切らないお米が混じることに
なってしまいました💧
基本こうなっては手の施しようを知りません
(やりようがあったら教えてください)
が、もったいないので
1/3は当日野菜炒めと
1/3はおにぎりで
1/3はカレーで
食べきりました
正直どれも激マズ
しいて順位をつけると
おにぎり<野菜炒め<カレーかな?
どれもよく噛んで
しかも生米感が残ってるのを
我慢して飲み込む
なんてことに
でも改めて
ひごろよく噛んでいないことに気づいたり
ちゃんとたけたご飯のありがたみを
まさに「かみしめた」出来事でした
生米はおなかによくないと思うので
マネしないでください(笑)
■台風ヤバい?
台風が台湾に来ているらしい
しかも4つも
そんなことを日本とのやり取りで聞きました
じつは基本的に旅中はあまり天気予報を見ないんです
というのも見ても天気は変わらないし(笑)
手持ちの荷物でやりくりするしかないんで…
というのも(当たり前なんですけど)
普通の方は家と体が別になるので
何を持っていくか?
何を着ていくか?などは大事ですよね
自分の場合は家ごと移動してるんで(笑)
ただ台風は別
ちゃんと対応しないとやばいです
テントなんて簡単に飛んじゃいます
で台風の件ではちょっと予定変更
当初、台湾最南端を経由し
ちょっと長めに眺めに歩くつもりでした
が、台風の接近時に最南端付近にいるのは
危険度が増しそうなのでまっすぐ
西海岸へ抜けることにしました
この判断がいいかわかりません
が、最南端に行ったから(多分)何が起こるわけでもなく
天気もいまいちなので良しとしようと思います
■西海岸へ
これまで10日近く台湾の東海岸を歩いてきました
残念ながらきれいな朝日は拝めずじまい
そんな未練を残しながらも西海岸へ向かうことに…
そして今日は西に向かうために400mちょいの
峠を越えることになります
(台湾は背骨のように真ん中を山が貫いてる感じですね)
この峠をめぐってまたまたドラマが(笑)
まずは朝であった近所に住んでるというおじさん
日本語が上手でいろいろ盛り上がってカンパをいただきお別れ
と思ったらその後、車で走ってるのを見かける
さらに峠のふもとに行くとおじさんと奥さんが道端でお出迎え
峠は大変だから車に乗って、とのこと(らしい)
歩き旅なんでと丁重にお断り
でもほんとのほんとにお気持ちはうれしかったです
さらに雨の中、峠をのぼってるとパトカーが…
職質ではないよな?
なんて思ってると「どこから来たのか?」
聞いてきます
「日本から」と答えると「気を付けて」、とそのままお別れ
その後、またパトカーが来て
「1キロ先に警察署があって休めるから」
とのこと
確かに雨の中、Tシャツ一枚でいたんで
濡れてるのが気の毒だったんでしょうね?
(こちらは暖かかったし風もなかったので
問題なかったんですが…)
その後3度目の登場
「水があるか?」とのこと
こうなると警察に行かないわけにいかない(笑)
派出所につくとお巡りさんがお出迎え
水とお菓子を手にしています
さらにお湯まで出してくれて
お湯のお変わりは中にあるということで
中に入ると、別のお巡りさんも
結局、部屋の中で座らせてもらい
テレビを見つつ、カップラーメンまでごちそうになりました
本当にありがとうございました
すっかり長居してそとにでると
今後は歩き環島のおじさんに遭遇
台湾の人柄について話をすると
「台湾の人は自国民に対してはともかく
外国人には親切なんだ」とのこと
これまでしていただいた数々の
やさしさを思い返しつつめっちゃ納得
初の台湾旅行で歩き環島をしているというと
「アメイジング」と驚きながらも、
野宿するのはこの辺がいいよ!と
アドバイスをくれました
途中で自転車環島の大集団なんかもいて
気が紛れて助かりました
そんなこんなのやり取りをしつつ
約10キロ450mほどの
登りを無事踏破
西海岸に向かっていくことになりました