リスクが怖い人も無理なく始めやすい“ポイント投資” 自分に合っているのはどれ?

昨年以降、「貯蓄から投資」への風向きが強まっています。今年1月からNISA制度が刷新されましたが、実際にご自分の手持ちの資金を使って投資をすることにリスクを感じている方も多くいらっしゃると思います。そのような方々の悩みを解決できるのがポイント投資ではないかと思います。
ポイント投資はポイントを利用して株の売買などの投資ができるサービスです。クレジットカードやスマホ決済で貯まったポイントを気軽に投資に活かしてみてはいかがでしょうか。
様々なポイントの種類がありますが、普段の生活の中で貯まりやすいポイントで始めると良いと思います。各ポイントには取引できる証券会社が決まっていて、どの証券会社が対応しているのかを知る必要があります。主要なポイント投資について挙げてみました。

4つのポイント投資を比較

◆楽天ポイント=楽天証券
楽天ポイントを使って、国内株式(現物)や米国株式(円貨決済)、投資信託を取引することができるサービスです。1ポイント=1円分として楽天証券でポイント投資をすると楽天市場でのお買い物がポイント最大+1倍になります。
◆Vポイント=SBI証券
1ポイント=1円分として、投資信託(金額指定購入、積立購入)、国内株式(現物)の購入に利用できます。現金を使わず投資を始めるには、100ポイント以上保有していることが必要です。Vポイントで投資信託、株式を購入しても、分配金や配当金、売却代金は現金として口座に入金されます。なおSMBCグループ各社で貯めて使える「Vポイント」は、2024年4月22日より「Tポイント」と統合しました。
◆dポイント=SMBC日興証券(日興フロッギー)
dポイントで、約3,900銘柄の株・ETF・REIT を100ポイントから購入することができます。期間・用途限定ポイントの利用も可能です。また100円から現金で投資することも可能です。
手数料は 100万円までの購入であれば0円です。手数料がかかる取引の場合は、500円につきdポイント1ptが付与されます。記事閲覧や投資信託の積み立て、株の取引、THEO+ docomoの利用でdポイントがたまります。
◆Pontaポイント=SBI証券、auカブコム証券
今回はSBI証券を紹介します。SBI証券の新規口座開設の際に100Pが付与され、実質無料で投資が始められます。投資信託・国内株式(現物)の購入に1ポイント1円相当としてポイントを利用することができます。 100ポイントから投資信託が購入できます。

投資を疑似体験できる「ポイント運用」

もっと手軽に、シミュレーションも兼ねて投資を試してみたい人のために、各社「ポイント運用」も用意しています。ポイント運用は、ポイントのまま運用する投資方法です。 こちらは証券口座の開設は不要で、ポイントが金融商品の価格(投資信託の基準価額など)に連動して増えたり減ったりするので、投資を疑似体験できます。

ポイントの損失は1389億円?

ポイントは、一部を除き、期限を過ぎると失効して使えなくなる性質があります。2021年12月、全国の大学生から70代の1,236人を対象に行った「クレジットカードポイントとマイルの利用状況に関する実態調査」によれば、失効したポイントの平均金額はクレジットカードで2,742.4円相当、マイルで5,081円相当。
対象となる失効経験者を実際の人口に換算して掛け合わせると合計で約1,389億円相当を失っている計算だそうです(プレミア・クロスバリュー調査より)。
調査時は、新型コロナウイルス感染拡大の影響でショッピングや旅行の機会が減っていた状況がこのような巨額の数字の背景にあったようですが、平時であってもポイントを失効してしまった経験がある方が多いと思います。失効理由は「貯まっていることを忘れてしまったから」が最も多く49%の方が回答しています。
もらったポイントであっても損をしたくない方が一定数いらっしゃると思いますが、有効利用できる時点で手を打っておいた方が「後の祭り」になるよりはマシだと思いました。

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