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人が主体性を発揮するために大切なことは?

こんにちは!EDUCAMP代表の曽雌りょうたです。

今年も全ての業務が終了しました。起業をしてから5年、会社を立ち上げてから3年。日々色んな葛藤はありますが、こうして続けられていることに感謝ですね。

さて、僕の今年最後の事業は、子どもたちとの森遊び活動でした。その活動の中で、主体性を発揮するために大切だなと感じた出来事がありました。

そこで今日は
「人が主体性を発揮するために大切なことは?」というテーマでお届けします。

今回は活動が終わった後の、とあるお母さんとのお話からご紹介します。

「いや~、○○くん、凄いアクティブでしたね!この木を登りたい!秘密基地を創りたい!って次から次へとやりたいことが溢れ出していましたよ」

「え!?そうなんですか!?ちょっと普段の姿からは信じられないです」

「え?普段はそんなことないんですか?」

「そうなんですよ。普段は全くやる気が感じられなくて、無気力みたいな状態が多いので、、、」

「そうなんですね。それは驚きですね。どんな時に無気力なイメージを感じるんですか?」

「そうですね~。学校での様子を聞いていてもそうですし、習い事に行かせても、つまんない・・・って言って全然楽しそうじゃないんです」

「なるほど。全然楽しそうにしていないんですね」

「そうなんですよ。この前のキッザニアに行ったんですけど、私、初めてキッザニアでニートになる子っているんだなって思ったぐらいで」

「キッザニアでニートですか?」

「はい。キッザニアって、だいたいみんな色んな職業をやって楽しむじゃないですか。それがずっと何もしたくないって立ったまんまだったんです。まさにニートですよね」

「なるほど。それは面白いですね笑」

「でも、こうやって生き生きとしている姿もあるんだなって思うと、なんだかちょっと安心します」

「そうですね。今日はずっと生き生きと活動してくれていましたよ。でもここまで違いが見えるとなると、なんだかちょっと面白いですね」

「確かに、、、。でもそう考えてみると、決まったことをやらされているときは、だいたい無気力かもしれないです。キッザニアも結局はやり方が決まっていることをしているので。遊びってなると、いつも生き生きとしている気がします」

「なるほど。それは分かりやすいですね。本人の中でやらされている!と感じたときに、無気力のような姿になっていそうなんですね」


こんな会話を活動の後、保護者の方としていました。

「キッザニアでニート」という言葉の言い回しがなんともユニークで面白いなあ~と思いながら聞いていましたが、そのお母さんの中で何だか話が繋がっていったように思います。


僕がこの話をしながら感じたのは、「人は自分で決められる環境の中で、初めて主体性を発揮できる」という考えです。

そして、同時に難しいなと感じたポイントが、自分で決められると感じられる大きさが人によって異なるということなのです。

例えば、キッザニアってどの仕事を選ぶかは自分で決められるじゃないですか。

「やった~!!何しよう!!」と、自分で決めることに生き生きとする子もたくさんいるわけです。

でも、その子の場合は、キッザニアのように自分で選べる環境だけでは、自分で決められると感じられなかったんですね。その先の、どうやって創っていくかというプロセスも自分で決めていきたいと思っていたんです。

この違いってめちゃくちゃ難しいですよね。

実はここの感覚の違いが、家庭の中や、組織の中でのコミュニケーションのズレとして現れている気もします。

よく人を4つのタイプに分けるタイプ分けみたいなのもありますよね。

コントローラータイプ・アナリティクスタイプ、、、みたいな。

これも結局のところ、どこまでの範囲を自分で決められると、自分が生き生きと感じられるか、という感覚の違いなのかもしれないなと思っています。


そう考えていくと、子どもたちに主体性を発揮してほしいとなったときに考えなくてはいけないのは、その子にとってどのぐらいの自由度があっているのかという視点なのかもしれませんね。

これが兄弟姉妹でも、人によって求める自由度の大きさが違う。だから、同じ環境でも、生き生きとしていける子もいれば、そうでない子もいる。

少しだけそんな意識をもって見てみると、日常のちょっとした姿、行動から、そんな違いが垣間見えるかもしれませんね。

そして、私たち大人にとっても、自分らしく生きたいと感じたときに、何をするかも勿論そうですが、どこまで自分で決められる環境があると良いかという視点で考えてみるのも大切かもしれませんね。

今日のまとめは
「人は自分で決められると思った環境ができたとき、主体性を発揮できる」でお届けしました。


余談ですが、先日同年代で頑張っている仲間との忘年会をしていました。

このメンバーなんかは、まさに自分が求めている自分で決められる範囲を追及していった結果、今があるといった感じですね(笑)

是非こちらも一読ください!

今日はここまで!
参考になったでしょうか!?

次回もまたお楽しみに!


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