秋の伯耆大山のアレコレ
先日、鳥取の伯耆大山に登ってきた。
新しいギアを導入しウキウキ気分で出発。
しかしさすが10月。朝6時に駐車場に着くが既に車だらけ。
この時期は夏に比べると登山者が一気に増える。
老若男女問わず人でごった返している。
山陰の山をいろいろ登ってきたけど
伯耆大山はやはり特別な場所である。
100名山といことはさる事ながら、人の雰囲気、街並み等全てが特別感で溢れている様な気がする。
登山開始。早速現れる北壁。
私は夏山登山口からは登らず、大山寺を抜け行者谷から進むことが多い。
なぜならこの圧巻の景色を観ることができるからだ。
これを見ずして山頂は目指せないと個人的には思う。
しかし、人が多い。
写真を撮りたくても、混んでいるため自分のペースで登ることができない。
これが日曜日登山の洗礼。
それでもシャッターチャンスを待ち続けて歩き続ける。
8合目あたりから木道が始まる。
ここからが伯耆大山の真骨頂。
未だ紅葉はしていないが、緑の美しさに見惚れる。
山頂には先日初冠雪した雪がある。
まだ景色は緑なのに雪。
あべこべな感じもあるがそれも登山の面白いところでもある。
天気は快晴とまでは行かずガスがかる時間の方が多かったがガスがかかる雰囲気は写真を映えさせるためには大切な要素なのだ。
そしてこの剣ヶ峰。圧巻。
ずっと見ていられる。
かすかに残る雪と雲。素晴らしい景色だ。頑張って登ったからこそのご褒美だと思う。この時、この瞬間にしか撮れない景色。だからカメラって面白いんだよなぁ。とつくづく思う。
10月の大山の山頂は10℃を切る。朝ご飯の準備の間に体温も下がってくる。ラーメンの準備をよそに、登山者ががどんどん増えていく。見たことのないくらいの人の数。こんなに多いと早く場所を譲ってあげないといけないような気がしてゆっくり味わってラーメンを啜りたかったけど、早々と撤収。急かされている様な気分でご飯を食べても美味しくない。
と言うことで下山開始。下山中は上りの際に撮り損ねた場所で写真を撮りながらゆっくり下山。色んな草花や趣のある建造物を観察しながら写真撮影。楽しすぎるよねこういうの。
どれもがここでしか見れないもの。だからこそできるだけ多くの写真を撮って思い出としてとっておきたいと思う。しかし日曜日の伯耆大山は考え物だなと改めて思った。この時期ならではの人の多さではあるが登山の本来の目的が果たせないとなるとこれは問題である。
伯耆大山でこれなら他県にある有名な山ならもっと人でごった返してるんだろうな。来年の県外遠征もこれを機に日程の調整を考えていこうかな。