TOEFLとIELTSを受験してみた所感[さよなら受験費]
2023年2月にTOEFL iBT Home Edition、2023年7月にIELTS UKVIを受験しました。この記事では受験後の所感を色々描いていこうと思います^^
まず私の英語学習の背景を少し↓
・中2の途中まで日本、英語は学校内では得意な方
・中2〜高3まで海外のインターナショナルスクールで勉強、IBDPを2023年5月に修了(English A LAL SLを取りました)
結果をいうと、TOEFLは110点、IELTSは8.0でした
~Disclaimer aka 言い訳タイム~
どちらも準備がなかなかできず両方一週間ほどの短期演習でどうにかしました、特にTOEFLはIB(国際バカロレア)の課題に追われる中受験したので準備に割ける時間は合計数時間でした。試験費かなりするので本当にやめましょう両親に懺悔
難易度などは個人で感じ方が異なるので、参考程度に読んでもらえると嬉しいです!
それぞれの4技能の結果の分析
Reading
Readingに関してはIELTSもTOEFLも難易度に大きな差はなかったように覚えています。強いて言うなら、IELTSは後ろの問題になればなるほど内容が難しくなっていったような気もしないことはないです笑
数年前に英検一級の単語帳を使っていたのですが、TOEFLではその時習った英単語の意味を答える問題がありました。無駄な勉強って本当にないなと実感しました-_-
Listening
Listeningに関しては、IELTSよりTOEFLの方がかなり学術的な内容だったことを覚えています。
TOEFLのListeningで一番覚えているのは、IB English Aで習った詩の専門用語が出てきたことです(例:Meter, Rhyme, Stanza, …)。Meterは習っていなかったら「なんで急に距離の話し始めんの…」とか思っていたと思うのでIBやっていてよかったありがとう〜
IELTSのListeningに関しては、文の中で出てくる単語は学術的ではないため、あまり難しくはなかったです。ただ、地図の空欄を埋める系統の問題は、ダミーの情報に惑わされず、すぐに排除するスピード感が大事になってくると思いました。
Writing
Writingは、IELTSとTOEFLで一番評価が分かれた技能です。TOEFLではほぼ満点を取れましたが、IELTSは期待していたより1段階低いバンドでした。
TOEFLのWritingは量書けば割と高い点数が取れる、自分から書く内容を考える必要があまりなかったのに対し、IELTSの場合「何を書き、何を書かないか」という取捨選択が必須なのでそこが一番大きな違いだと思います。
さらに、IELTSはある程度の簡潔さも求められるのかなと今となっては思います。IBのひたすら書く文化に慣れていたので、いつもの感覚でかなり多い語数を書いてしまいました。(Task 1と2合わせて650語以上書きました…どんだけ書くん)
Speaking
個人的な意見ですが、SpeakingはIELTSとTOEFLの間で一番難易度に差があった技能だと感じました。
私はTOEFLのSpeaking下手すぎ芸人を胸を張って名乗れるほどにTOEFLのSpeakingが苦手なんです…何か覚えていることを書こうと思っているのですがトラウマすぎて脳が記憶を抹消してしまっている〜〜何も書けることがないです…
そんな感じでTOEFLのSpeakingは散々でしたが、IELTSのSpeakingに関しては大きな問題はありませんでした。私が運良く朗らかな面接官の方に当たったのかもしれませんが、リラックスしてほぼ雑談のような気分でSpeakingのテストを終えることができました。Listening同様、TOEFLの方が学術的な英語力を求められていると感じました。
どちらにも共通して言えることは、時間感覚を身に着けるための練習を繰り返すべきだということだと思います!「大体これくらい話したら何分」という感覚を掴んでおくとTOEFL・IELTSのSpeakingはどちらも楽になるはずです^^
参考にしたウェブサイトや本
限界IB生が超時短で対策したときに使ったウェブサイトと本を紹介します!
まず一つ目はAtsuEigoさんのブログです。ご存じの方もかなり多いのではないでしょうか?
TOEFLの方が記事の量は多いです。私はTOEFL受験当日の朝全部の記事に目を通して形式をどうにかして詰め込み、本番に挑みました。また、IELTSのSpeaking対策の記事もほんっとうにためになります…!
試験ごとに問題の体系が整理されていて本当に助かりました。
二つ目は、IELTS対策の本になるのですが、IDP Education IELTS 公認問題集も使っていました。大体5日前くらいから集中して問題集を1.5巡くらいした覚えがあります。
AtsuEigoさんのブログ同様、かなり問題の性質ごとに体系化してあり、受験5日前からでもIELTSの問題傾向が幅広く掴めました。練習問題もちょうどいい量があり、模試二回分もついています。実際、本番でもListeningでかなり似た問題が出たので問題の精度もかなり高いです!
受験方式について
また、最後に受験方式についても触れておこうと思います。TOEFLは家で、IELTSは受験会場で受験しましたが、かなり雰囲気に違いがありました。
家での受験のいいところは、移動の心配がいらないと言うこと、そして時間の融通が利きやすいと言うことです。私はIELTSを試験会場で受験したので大阪まで行かなければならず、しかも集合時間が朝早かったので前泊しなければなりませんでした…
TOEFLは長時間にわたる試験なので、朝早くから家で受験できたことにより昼以降の時間がうまく使えました。また、家での受験では自分以外会場に誰もいないので、邪魔が少ないと言う利点もありました。
逆に、試験会場での受験で良かった点は、家族に気を使わなくてもいいこと、そして家族が気を使わなくてもいいことです。TOEFL自宅受験をしていた方の部屋に、家族が間違えて入ってしまい、一瞬で扉を閉めたにも関わらず失格になってしまったという噂を聞いたので、そこは自宅受験の大きな欠点だなと思います…!
あと試験会場での受験で良かったのは…IELTSの試験が終わった後に大阪駅で遊べたことくらいかな…笑
最後に
TOEFLもIELTSも受験費がすごく高額なので、受ける時は下調べがかなり大事になると思います!自分が少しでも高得点を取れそうな試験を選んで取ることも大切です。この記事が少しでも参考になれば嬉しいです^^
2023年8月31日