無職日記38 誤審
無職を利用してワールドカップを観まくっている。翌日を考えなくていい、というのはテレビ観戦における最大のアドバンテージだ。今回ばかりは無職万歳。
というコトでサッカーは見るのもやるのも好きなのだが、今日フットサルに行ったら、みんなキーパーをやると、ボールを持って指をチッチッチッとやっていた。先日のコロンビア戦の川島のマネだ。ゴールラインを割っているのにも関わらずノーゴールをアピールした時の動作。みんなしてダサいダサいの大合唱だったアレだ。
なぜダサいのかというと、最近のサッカーはジャッジを一部デジタルにしていて、ハイスピードカメラで撮影しているからだ。ゴールラインを割ったら主審の時計に表示されるようになっている。今までは主審の最終判断が全てだったのだが、ハイスピードカメラで判断されたら曖昧なゴールライン際の判定もハッキリする。余計な混乱も避けられるし、あとからVTRで確認したらやっぱ誤審でした、みたいなトラブルも避けられる。いくら川島がチッチッチッとノーゴールをアピールしたとしても、カメラがそれを見ているのだから意味はない。お店であの試合を見てた時もブーイングの嵐だった。そらそうだわな。
前の仕事、いわゆるファクトリーオートメーションというやつで、工場で人がやっていたコトを機械に任せてみませんか、みたいな提案をする仕事だった。人の目で良品と不良品を見分けるには限界があるし、何より人間は疲れるのでヒューマンエラーが発生する。機械であればまず疲れるコトはないし、精度も高い。初期費用はかかるけど、リターンも大きいわけだ。
人と機械の切り分けというのは積極的にやるべきだと思っている。ラクができればそれに越したコトはない。それを人間の怠慢という人がいるのなら、その人は思考の新陳代謝を怠慢しているというコトだ。
と思う。