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子どもの甘さ

毎日、わたしは勉強のtodoリストを作っていて、子どもはそれに実際にかかった時間を記録しています。ところが、先日、この記録を誤魔化していました。80分もダラダラやっていた漢字の勉強を20分に書き換えていました。実は、漢字をやっているふりをして、漢字のテキストの別ページにある漫画を読んでいました。80分と書くと叱られると考え、実質20分ぐらいだろうと適当に書いたようでした。

本当なら、漢字のために机に向かっていることも、漢字ドリルの解説漫画を読むことも悪くないですが、もう小5。マイペースな勉強は許されません。もちろん時間の記録を操作するのも良くありません。また、合否判定が出るテストの前日でもあります。「塾辞めなさい!」「辞めない!」の攻防が夜遅くまで繰り返され、結局、翌日眠い目を擦りながら、テストに向かいました。結果はまだ出ていないのですが、どうやら平凡な結果に終わりそう。

子どもの成績は60から65をずっとうろうろしています。安定して65を越えれば第1志望を可能な限り挑戦させてあげたいけれど、この成績だと厳しい。受験は実質2月1日から5日までの5日間しかなく、勝算の低い受験に2日も取られるのにはかなり躊躇します。第2志望以下はかなり下がるので、偏差値的には大丈夫かなと思いますが、第2志望校と第1志望校の受験日が重なっていて、第2志望校を受けるか否かに決断が必要です。第3志望以下にも候補はいくつかありますが、通うのが大変だったり、子どもの実感としては「抑え」という感覚が否めなかったり。

そんなわけで、今は何としても第1志望の勝算を高めるべく、子どもに状況を説明しています。第1志望をなるべくチャレンジさせてあげたいけれど、受験は実質5日しかないこと。たった5日しかない受験で、2日も落ちそうな学校を受けるのは危険なので、成績が取れなかったら第1志望は後の1回しか受けられないこと。そしてそれは、前の1回を受けない故に合格可能性は極めて低くなること。だから、成績を上げなければいけないこと。子どもはやはり、前の回を受験したいようなことを言っています。たとえ今の成績でも2回受けたら、合格できるんじゃないの?と。子どもはやはり甘いのでしょう。

4年生までに比べれば、志望校を考えることにも実感が湧いてきました。周りからは「まだ2年近くもあるのでしょ?」と言われますが、2年生からサピに通い出した子どもですから、もう3年が経過して、あと2年もないというのはかなり近づいたな、という印象です。そして、3年生から文化祭を回って一通り行きたい学校は見てきましたが、3年生の頃には憧れでしかなかった学校も何とか第1志望としてチャレンジしてみようかというところまで頑張ってきています。受験だけなら誰でもできる、と言えばそうなのですが、とても合格できそうにない受験ならしないわけなので、挑戦できるのはそもそもすごいこと。素晴らしいこと。でも、まだまだ甘さの目立つ子どもですから、その目標を見失わないように助けてあげなくてはならないと思います。