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子どもの危機

時間の誤魔化しに加え、小テストの点数の改ざんが見つかり、今回も「塾を辞めるべし」と長いバトルがありました。なんと、150点満点で50点しか取れていなかったテストを100点に書き換えて、申告してきました。最低です。ここ2回しかやってないと本人は泣きながら白状しましたが、本当か否かはわかりません。

本当に辞めたらいいと思っているわたしと辞めさせたくない夫で意見はすれ違っていますが、とにかく続けるなら誤魔化しなしで、分からないものと向き合え、ということで子どもには厳重注意をしました。さらに、甘い気持ちで合格した私立校には行かせない、行くならトップ校のみ、と。

甘さは、テストの点数がまだ落ちきっていないから、困っていないせいで生じていると思います。わたしもこれまで「どこの学校もいい学校だから、行けた学校で精一杯頑張るのがいいんだよ」と言って来ましたが、考えを改めました。子どもは、多分今のままでもまあまあのところは行けると思っているらしく、ラクに走ろうとしがち。でも、自分の精一杯を出すことでしか成長はしないと思います。こちらから押し付けてやらせている勉強ではないので、やるならもっとストイックに進めなければあまり意味がないように思います。

今回のオープンで表示されたチャレンジ校(合格率50%に満たないもの)は灘・筑駒・開成の3つでした。そして、子どもの第一志望校はギリギリの合格圏。チャレンジ3校はいずれも遠く、例え合格できたとて通えないのですが、その3校と第一志望校の4つしか受験しない、駄目だったら地元の公立校に行って、高校受験でリベンジだと言い放ちました。これで、緊張感を持ってくれると良いのですが。

その後、ちょっと態度を改めようとしているところは見えますが、まだまだ、という印象です。それとともに親としての態度もすこし見直しをしました。このところ、担任を持って非常に忙しく、また新年度の入れ替えも伴って仕事量が劇的に増えた結果、子どもの対応が薄くなってしまっていました。共働きである以上、どうしても濃淡は出ますが、少しずつ職場の状況に慣れつつあるので、もう少し濃く接してやらなければなりません。今回のさまざまな危機は、実際、チェックやサポートが甘かったところから生じたものと思われます。夫はこのところ薄くなってしまった範囲について特訓を行い、それなりに補うことができたと聞いています。また、わたしも国語特訓を行い、弱いところの補強を行いました。理社の土台も順調にできており、以前よりは安定してきています。

誠実に進められないなら辞めよ、という気持ちもあります。でも、子どもが受験勉強を続けたく、そして、成績もそれなりの位置にある以上、ここで放り出すこともできないと思います。去年の11月には、学習の取り組みが荒れたせいで大喧嘩になり、子どもがプチ家出をしたことさえありました。今は明らかにその頃よりは自分のやるべきことが見えています。時々はプレッシャーを与えつつ、また、必要に応じて手綱を緩めつつ、進んでいきたいと思います。