「新卒で経理職を目指す方へ」面接編
面接編
面接は一次面接、二次面接(最終)という設定で進めます。私自身が面接2回の企業に多く参加していたためです。ご理解の程よろしくお願いします。
一次面接ではES段階で企業研究をやっているため、企業研究よりも質問準備に時間をかけましょう。
逆に二次面接では深掘り準備よりも企業研究に力を入れた方が良いと感じました。
面接準備では、
・経理職志望動機の深堀り
・経理職のキャリアプラン深掘り
・経理職に興味を持った理由への深堀り
・決算書を見て企業分析
以上の準備は必ずしておきましょう。
経理職志望動機の深掘り
簿記の資格や勉強、インターンについて書いたという設定で進めていきます。
簿記に関しては、
簿記を勉強しようと思った理由、簿記にはまったポイント、勉強していく中で大変だったこと・工夫したこと、簿記の内容で得意だった分野・苦手だった分野など
インターンに関しては、
業種、取り扱っているサービス、体験内容、日数(短い場合は1週間くらいに盛る)、インターンの中でギャップに感じたことなど
キャリアプラン深掘り
入社後、3年後、10年後などの段階的なプランを決めていると思いますのでそれぞれの深堀りを行っていきましょう。
よく質問される内容としては
・なぜその業務に挑戦したいのか/携わりたいのか
・そのキャリアを実現するために取り組むこと
ここら辺の質問は準備しておいた方が良いでしょう。
そのためにも、経理職の実務内容の把握、志望する企業の経理業務についてもできるだけ勉強しておく必要があります。
大体は、採用情報のページに説明や社員インタビューが載ってますのでそちらを参照してください。
経理職に興味を持った理由への深掘り
この質問は志望動機と被る内容も多いと思います。
基本的には、資格勉強やインターンでの経験を結び付けていきましょう。
ただ、「簿記の資格を取得したから」というような安直な理由はまず落ちます。勉強や資格取得を行う過程での事など実体験を元にして話を構成していきましょう。
深掘りの内容も志望動機と同じように準備をしておけば基本は問題ありません。
決算書を見て企業分析
この質問はまれに聞いてくるような質問です。また、選考が進むにつれて質問される確率も上がります。最終面接前には必ず用意しておきましょう。
逆質問でもこの分析は使えますし、それだけ志望度などのアピールにも繋がります。
分析内容については、よくあるような収益性や安全性、効率性、生産性などの分析を行っておけば問題ありません。
ROE、ROA、営業利益率など様々な数値から総合的に分析しましょう。そこから何故その企業を志望するのか繋げてみるのも良いと思います。
以上は必ず準備しておく必要がある質問です。企業ごとに準備しておく質問はありますので過去の選考記録などで用意をしていきましょう。
最終面接に近づくにつれて企業の志望度や熱意に関する質問が増加しますので、選考が進むにつれて企業研究への割合を増やしていきましょう。
最後に
新卒で経理職を目指すという人は非常に珍しいと思います。おそらく皆様のの友人にもほとんどいないでしょう。その上、募集枠が少なく競争率が高いことも事実です。
経理職独特の対策も必要なため、時間も掛かりますが挑戦する価値はあるものだと確信しています。
このnoteが学生の皆様のお役に少しでも立てたら幸いです。
就活は辛いことも多いですが最後まで諦めずにがんばってください。